緑あふれる都会の広場をイメージした麻布台ヒルズのガーデンプラザ。その中央に、純白のオートクチュールドレスのようなファサードが存在感を放つ、ディオール 麻布台ヒルズ店がオープンした。同店は隈研吾が手掛ける、世界初となるディオール ブティックとなる。
隈研吾による世界初のディオール ブティック
日本の美術や文化を愛してきたムッシュ ディオール。1946年にメゾンが創設されて以来、クリエーションに日本の美が反映されるだけではなく、日本でファッションショーを行ったり展覧会を開催するなど、結びつきを深めてきた。
ディオール 麻布台ヒルズ店 ©Tomoyuki Kusunose
国内でも最大規模となる麻布台ヒルズ店の内外装を手掛けたのは、隈研吾建築都市設計事務所。まるでオートクチュールドレスにほどこされたプリーツを思わせるファサードには、幾重にも重なる繊細な糸があしらわれている。
どこか涼やかな雨をも思い起こさせる外観に加え、日本の伝統的な技法を落とし込んだ内装も特徴だ。壁には木材に独特の削り痕を残す表面加工「なぐり」の技法で彫られた優美なパネルや、織物の技巧をほうふつとさせる「和紙」があしらわれた。
1階ではバッグやシューズ、プレタポルテを展開。 ©Tomoyuki Kusunose
1階奥には限定のコレクションも。 ©Tomoyuki Kusunose
2階ではジュエリーやドレスを取り扱う。 ©Tomoyuki Kusunose
ブティックの屋上には、ムッシュ ディオールが愛した仏グランヴィルのレ リュンブ邸を彷彿とさせる庭園も。2階のVIPフロアから続くエクスクルーシブなプライベートガーデンは、都会の喧騒から離れた、ひとときの憩いをもたらしてくれるだろう。
2階から屋上へ。テラスが広がる。 ©Yukiko Suzuki
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様々な業界から豪華ゲストが来場
麻布台ヒルズ店のオープンを祝福し、プレビューには豪華ゲストが来場。今年ファッションとファイン ジュエリーのジャパン アンバサダーに就任したモデルで俳優の八木莉可子は、ブラックのスラックスとオフショルダーのシャツという端正なルックで登場。「ディオール オール」カプセルコレクションのゴールドに輝くレディ ディオールをアクセントにした、ミニマルなスタイリングが目を引く。
八木莉可子 ©Daiki Katsumata
俳優の吉岡里帆はオールブラックのコーディネートに、全面にホワイト & ゴールドトーンの「マクロカナージュ」モチーフを刺繍した「レディ D-ライト」バッグをジュエリーのように合わせた。
吉岡里帆 ©Daiki Katsumata
フェンシング選手の江村美咲、ピアニストの亀井聖矢、レーシングドライバーの野田樹潤、書道家の万美、ディオールとコラボレートしたこともあるアーティストの森万里子など、国内外で活躍するアスリートやアーティストも駆けつけた。
江村美咲 ©Daiki Katsumata
亀井聖矢 ©Daiki Katsumata
野田樹潤 ©Daiki Katsumata
万美 ©Daiki Katsumata
森万里子 ©Daiki Katsumata
text: Azu Satoh, edit: Mio Koumura
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