湯船に浸かる時間は何分?目的別の入浴時間の目安、得られる効果や注意点

湯船に浸かる時間は人によってさまざま。しかし湯船に浸かる時間やお湯の温度を工夫すると、疲労回復や新陳代謝のアップ、良質な睡眠などの効果が得られます。今回は、目的に合わせた入浴時間の目安や得られる効果、湯船に浸かる際に注意したい点を解説。快適な入浴タイムを過ごせるアイテムも紹介します。

湯船に浸かる時間は平均どれくらい?

インターネット上の調査によると、湯船に浸かる時間の平均は12分程度といわれています。なかには20分以上湯船に浸かる人もいて、疲労回復やリラックス効果など癒やしを求めて湯船に浸かる人が多いことがうかがえます。

特に10~20代の若年層の入浴時間が長めの傾向で、浴室で音楽や動画視聴をしながらお風呂時間を楽しんでいる人が多いようです。

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目的別|湯船に浸かる時間の目安

疲労回復や美容効果など目的に合わせて湯船に入るとより効果が得られます。湯船に浸かる時間の目安と温度を目的別に解説します。

疲労・ストレス解消|38~40度の湯船に20分程度

疲労回復やストレス解消を目的としている場合は、38〜40度のぬるめのお湯に20分程度浸かるのが効果的とされています。ぬるめのお湯は副交感神経の働きを優位にさせて、疲れをとってくれます。アロマオイルを数滴加えれば、よりリラックスできるでしょう。ただし、体に触れても問題ないオイルを使用するようにしてください。

睡眠の質の向上|39~40度の湯船に10~15分程度

睡眠の質を向上したければ、39~40度のお湯に10~15分程度肩まで浸かるのがおすすめ。良い睡眠を得るためには、寝る前に体の深部体温を下げるのが大切と言われています。体温が下がることで眠気が引き起こされるので、入浴で一時的に体温を上昇させ、その後体温を下げると良いでしょう。就寝の1時間半前を目安に入浴するのが効果的です。

美容効果|38~40度の湯船に15~20分程度

美容目的での入浴であれば、38~40度の湯船に15~20分程度浸かるのが良いでしょう。熱すぎる温度や、長時間のお風呂は必要な皮脂まで落としてしまい、肌が乾燥してしまいます。そのため、汗をかく前に浴槽から出るのがベスト。足のマッサージやフェイスパックをしたり、入浴剤を使ったりするのもおすすめです。

眠気覚まし|42度以上の湯船に5分程度

眠気覚ましには、42度以上の熱めのお湯に5分程度と短めに入るのが効果的です。交感神経が刺激され、脳や体を目覚めさせてくれます。活発的な気分になれるので仕事や勉強を頑張りたいときや、朝風呂におすすめ。ただし、長くお風呂に入ると乾燥肌の原因になったり、肌がふやけたりするので注意が必要です。