美容整形後の結果に驚がく

ボトックス注射をすると決心した彼女は、すぐに近所にある評判のいい美容クリニックを受診しました。そこでカウンセリングを受けて、数日後に施術してもらうことに 。しかし、ボトックス注射を受けてから1週間ほどたったころ 、彼女の顔に異変が起きたのです。

いつものように朝起きて顔を洗うために洗面所で自分の顔を見て「え、何これ!?」と驚きました。片方の口元が異様につり上がって、左右の口角の位置に差が出てしまい、いびつな顔になっているのです。

最初は驚いた彼女ですが、少し時間がたつと落ち着きを取り戻し始めました。なぜなら、そのリスクについて美容クリニックでボトックス注射を受ける前に医師から説明を受けていたからです。美容整形の副作用で内出血が見られるということはよく耳にします。しかし、ボトックス注射には他にも副作用があり、口元が動かしにくくなり笑顔が不自然になってしまったり、効果に差があり左右差が出てしまったりすることもあるようです。

そのため、彼女はすぐに施術を受けた美容クリニックに連絡をしました。左右差をなくすために再度ボトックス注射を打ってもらうことになったのですが、左右差が改善されるまでに1カ月ほどかかってしまいました。

一般的に、ボトックス注射の効果は個人差もありますが、3カ月から6カ月ほどで効果がなくなってしまい、効果が切れるたびに施術する必要があるそうです。しかし、彼女はボトックス注射の効果が切れたあと、再度施術を受けることはありませんでした。そして彼女は「私にはボトックス注射は向いてなかった」と笑いながら言いました。そんな彼女は自分に合った口元のたるみを改善できる方法を、今もなお探し求めています。

(広告の後にも続きます)

まとめ

私からしてみれば気にならない程度だと思っていた彼女の口元のたるみ。しかし、彼女はそれなりにお金をかけてボトックス注射をするまで悩んでいたのです。そのボトックス注射にチャレンジした結果、結局効果は得られず、現在も改善方法はまだ模索中 。

しかし、彼女はボトックス注射をしたことを後悔していません。「私には合わなかったってことがやってみてわかったから」と、結果を受け入れて進んでいる彼女を見て「何事もチャレンジが大切!」と思えた出来事でした。早く彼女に合う口元のたるみを改善できる方法が見つかればいいなと思っています。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修/黒田あいみ先生(Zetith Beauty Clinic 医師/東京美容外科沖縄院院長)
美容外科、美容皮膚科、予防医学(栄養療法)、アンチエイジング専門医。Zetith Beauty Clinic 、東京美容外科沖縄院にて勤務。トライアスロン日本代表の経歴を持ち、⾃分がアスリートであることも⽣かしつつ、美と健康のスペシャリストとして「中からと外からの美と健康」を信念に、外から(美容医療)だけでなく、中から(分子栄養学、予防医学)の美と健康の権威として多くの文化人、芸能人、アスリートからの信頼も厚い。著書に、「中田敦彦のYouTube大学」でも紹介された「アスリート医師が教える最強のアンチエイジング」(文藝春秋社)がある。

【黒田先生からのアドバイス】
ホトックス注射によって出る左右差や違和感は、施術をおこなう医師のテクニックによるものが多いといえます。ボトックス注射をおこなう場合は、施術の経験が豊富でしっかり熟知した医師選びが重要となります。クリニックが有名だからとイメージだけで選ぶのではなく、在籍している医師をよく見たほうがいいでしょう。今はSNSで活動を公開している医師も多いので、こまめにチェックしてみるのもおすすめです。

イラスト/マメ美

著者/satomi
2人姉妹を育てるシンママライターです。肌の悩みが多く、よくSNSでおすすめのスキンケア情報などを収集して試して、日々美肌研究中です!