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ストック選びの絞り込み基準と収納スペースの測定

また「我が家の収納スペース」も考慮すべきです。

場所が空いたからと、あちこちにストック品を置いたり、スペースが狭いのにストックの量を増やすなどすれば、ストック品が収納スペースの外に溢れるのは当然のことです。

ストックの「種類」「量」「スペース」この関係は、ストック品の優先順位をよく考えて決めなければなりません。あれも、これもと無意識にストック品を増やしたのでは、我が家がスーパー化してしまいます。

ストック品は必要な種類と使用量から導き出されたものでなければなりません。「無ければ困るかも?と安い時に買い込んで、保管場所に困った」という話をよく耳にしますが、その要因は整理せずに買い込むから。もう少し整理し、合理的かつ計画的にストック品と収納方法を考えていきましょう。

そこで、ストック品ごとに考慮を重ねて、種類を厳選して絞っていきましょう。この絞り込みが、意外と重要。絞り込みが足りないと、あれもこれもとなりますので、1回ではなく、最低でも3回は絞り込みの考慮を行ってみてください。

「我が家のストック」の絞り込み基準

本当に必要?
無くても代用できるのでは?
無くても困らないものでは?

次に、収納をするスペースを測ります。sarisariさんは洗面台の下に収納したいとのことでしたので、洗面台下の収納スペースを測定してみてください。

さらに、その場所に収納したいストック品の、形と大きさなども測ります。収納スペースと、ストックしたいものの形と大きさで、ストック品の収納量が決まります。

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使う場所の近くに収納スペースを作る

ストック品の大きさと形、収納スペースの大きさを測ったら実際に、収納スペースに保管できるかどうかを確かめましょう。

ストックは、実際にそのものを使用する場所の近くに置けるのが、最も望ましいので、トイレットペーパーはトイレの中であることが一番です。このように、使用場所とストックの収納場所をできるだけ一致させておくように考えます。

このように考えながら、「我が家ストック品」を見直していくと、あふれることなく、取り出しやすく、しまいやすい状態で、収納できるはずです。

回答者プロフィール:阿部絢子さん

あべ・あやこ 1945年、新潟県生まれ。生活研究家・消費生活アドバイザー。家事全般や食品の安全性の専門家として活躍。薬剤師の資格を持ち、今も現役で働いている。