文具のとびら編集部

リシュモン ジャパン モンブランは、「マイスターシュテュック」の100周年を記念して、「マイスターシュテュック ジ オリジン コレクション」を発表した。

1924年に誕生した万年筆「マイスターシュテュック」は、ドイツ語で“マスターピース”を意味する。職人の高度なスキルを駆使した完全なクラフツマンシップを体現しており、筆記具のアイコンとして知られるほどに完璧に仕上げられている。この節目となる100周年を祝福して、モンブランは原点に立ち返り、長年にわたるデザインの特徴に光を当て、日の目を見なかった膨大なアーカイブの中からオリジナルコンセプトを再考することで、同コレクションを発表した。

特別なデザインのペン先が特徴

100周年を記念し、各エディションは、数字の“100”と、“1924”および“2024”が装飾された特別なデザインのペン先が特徴。さらに、特別にデザインされたキャップリングにも、この2つの節目となる年が装飾されている。初めは、“マイスターシュテュック”という名前はさまざまな言語に翻訳されていたが、国際的な成功が広がるとともに、製品の名前が非常に象徴的になったため、オリジナルのドイツ語の名前のみが使用されるようになった。その名前の重要性を称えて、オリジナルの“MEISTERSTUCK”ロゴが、各エディションのキャップの側面に刻印されている。

湾曲したクリップは、1920年代のさまざまなバージョンのクリップにオマージュを捧げている。その当時、クリップは筆記具に取り付けられておらず、顧客がさまざまなクリップから選ぶことができた。初期の「マイスターシュテュック」筆記具の多彩なマーブル効果にインスパイアされたキャップのプレシャスレジンは、現在のより高度な製造技術と意図的に適合させることで、インクが水に溶け込むような効果を生み出している。「マイスターシュテュック ジ オリジン コレクション」のデザインのインスピレーション源を称えて、各エンブレムは、そのエディションのそれぞれのカラーで縁どられている。

「プレシャスレジン 149」 (写真左/万年筆税込195,800円)は、ブラック プレシャスレジン製の胴軸と流れるようなインクを表現したキャップが特徴で、100周年のキャップリングと特別なアニバーサリークリップを含み、プラチナコーティングのフィッティングで引き立てられている。ロジウムコーティングされた Au750 ソリッドゴールド製のペン先は、100周年のデザインで装飾されている。
「プレシャスレジン ル・グラン」(写真中/万年筆同152,900円、ローラーボール同117,700円、ボールペン同95,700円)は、ダークブルーのプレシャスレジン製の胴軸にブルーの流れるようなインクを表現したキャップが組み合わされている。筆記具に冠されているモンブラン エンブレムは、ブルーのプレシャスレジンに埋め込まれており、ペン先は、ロジウムコーティングが施された Au585 ソリッドゴールド製。
グリーン プレシャスレジンの「プレシャスレジン クラシック」(写真右/万年筆同137,500円、ローラーボール同106,700円、ボールペン同90,200円)は、エレガントなゴールドコーティングのフィッティングとグリーンレジンで縁どられたエンブレム、そして流れるようなインクを表現したキャップが特徴。Au585 ソリッドゴールド製のペン先は、独創的な100周年のデザインで装飾されている。

ドゥエ & ソリテールエディションは、膨大なモンブランのアーカイブから初期のデザインスタディを再現したもの。
「ドゥエ ル・グラン」(写真左/万年筆税込264,000円、ローラーボール同195,800円、ボールペン同169,400円)は、ヴィンテージの “MEISTERSTUCK”ロゴが刻印されたブルーラッカーに、アーカイブからのパターン入りのプラチナコーティングキャップと、ブルーのプレシャスレジンの胴軸が組み合わされている。このエディションは、ロジウムコーティングの Au750 ソリッドゴールド製のペン先と、キャップトップのブルーレジンに埋め込まれたモンブラン エンブレムが特徴。
「ドゥエ クラシック」(写真中/万年筆同246,400円、ローラーボール同190,300円、ボールペン同162,800円)のデザインは、ゴールドコーティングのキャップとグリーンラッカーのアーカイブからのパターンとのコントラストが特徴。モンブラン エンブレムは、グリーンプレシャスレジンにはめ込まれており、ペン先は Au750 ソリッドゴールド製。
「ソリテール ル・グラン」(写真右、万年筆同405,900円、ローラーボール同327,800円、ボールペン同281,600円)は、ゴールドコーティングのデザインと、モンブランの象徴的なコーラルカラーが組み合わされている。

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