仕事や子育てをしながら家事をこなすのは本当に大変なこと。だからこそ、家族の助けが必要だと思うのですが、わが家の夫は家事を積極的にやってくれる人ではありませんでした。そんな夫が、あることをきっかけに変わったのです。今回は、頼りなかった夫が変わったエピソードをご紹介します。

ほとんど家事をやってくれない夫

結婚してから間もなく、夫の転勤で今の住まいに引っ越した私。夫婦ともに実家が遠く、家のことや子どものことを両親には頼れません。夫は会社員、私はパートで働いていたため、何かあれば夫婦で協力する必要がありました。そんな生活を続けているうちに、私は毎日の家事をこなすのに大変さを感じていたのです。

夫は、洗濯や料理といった家事を積極的にはしない人でした。畳んでいない洗濯物がそばにあっても、気にせずスマホやテレビを見ているだけ。食べ終わった食器があっても、テーブルに置いたまま放置という状況がしばしばありました。

しかし、夫は家事がまったくできないわけではなく、やればできる人。不器用ではありますが少しでもやってくれると助かります。そのため、私が忙しいときは洗濯や掃除を頼むこともありました。

ただ、家事を頼むと夫の反応はよくありません。最終的にはやってくれるのですが面倒そうな態度を取り、文句を言うことも。私は、できれば積極的に家事をやってほしいと思ってはいましたが、夫の機嫌が悪くなるのも嫌だったため、本当に手が回らないとき以外は「自分がやればいいや」と諦めモードになっていました。

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夫が買い物もできないことにガッカリ

私は子どもが保育園に入園したタイミングで、パートの仕事を増やすことにしました。夫は仕事の帰りが遅いので、子どもの迎えは主に私が担当することに。そこで問題になったのが、食材の買い物です。食材が足りないとき、保育園のお迎え後に子連れで買い物をすることにしたのですが……。

子どもをスーパーに連れて行くと、予定にないものを買ってほしいとせがまれたり、目を離した隙にどこかに行ったりするので、買い物に集中できません。かといって、先に買い物を済ませて子どものお迎えが遅くなってしまうと、申し訳ない気持ちになり気が引けます。

そんな悩みを抱えていたとき、ちょうど夫が平日にお休みになったので買い物を頼むことに。夫は家の中で家事をするよりは買い物に出かけたほうがいいらしく、幸いあまり嫌な反応をせず引き受けてくれました。そこで私は買い物リストを作って夫に渡しました。さすがにリストがあれば、そのとおりに買ってきてくれるだろうと安心しきっていたのですが……。

子どもたちのお迎えに行って帰宅し、夫が買い物をした購入品を見てビックリ! 買い物リストを作って頼んだにもかかわらず、夫は「牛乳と飲むヨーグルト」「鶏もも肉と鶏胸肉」を間違えて買っていたのです。さらにそれだけではありません。「ひき肉」に関しては、どの商品を選べばよいかわからず買ってもいない始末。私は、夫が買い物すらできないのかと本当にガッカリしました。