ハーブはハーブティーにお料理にクラフトに、と本来は活用の幅が広い植物ですが、ハードルが高い…と感じている人が意外にも多いものです。今回はそんな方にもおすすめの簡単でかわいいハーブのフラワーアレンジメントを、ガーデンセラピーを学べる教室「花音の森」代表・堀久恵さんにご紹介いただきます。お庭から摘んだフレッシュハーブで作るバスケットアレンジです。

「ハーブを飾る」を楽しんでみよう!

植物と共に暮らすことは、メリットがたくさん。土に触れ、季節の風に吹かれ、鳥や水の音を聞く…そんな自然や植物が身近にある暮らし方は、ストレスを減らして、病気の発生を抑え、健康づくりにも役立つのです。このような植物と共に暮らす方法を『ガーデンセラピー』と呼びます。ガーデンセラピーという療法がある訳ではなく、園芸・芳香・森林・芸術・食事の5つからなる自然療法をまとめて、そう呼んでいます。

植物の芳香成分を利用してセルフケアに役立てるアロマセラピー(芳香療法)や、お茶にして美容や健康に役立てる食事療法など、ガーデンセラピーでよく登場するのが、タイム・ローズマリー・セージなどのハーブ。とてもたくさんの活用方法があり、私たちの暮らしを充実させてくれるアイテムです。

また、ガーデンセラピーのメリットは、1つの療法だけでなく、2つ・3つと掛け合わせることで相乗効果を得られること! 自分の手で育てたものを、使う・食べる・飲むといった積み重ねが、自分たちの心身の健康となって、還ってきたら嬉しいですね。

今回は、お庭で育てたハーブを使って、フラワーアレンジメントを作ります。アレンジメントもガーデンセラピーの一つで、芸術療法に当たります。また、葉をちぎったり切ったりすることで、ハーブの持つ芳香成分を楽しむこともできちゃいます。深呼吸しながら、作ってみましょう♪

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今日使うハーブの紹介と材料はこちら

まずは、ご用意いただくものから。

◯吸水性スポンジ 100円ショップやお花屋さんで購入可能です
◯バスケット 横幅20cmほど
◯セロファン スポンジの水が漏れないために使用します
◯枝葉が切れるハサミ

◯フレッシュハーブ 適量


(左上段から)カラミンサ・ペパーミント・ワイルドストロベリー・ラムズイヤー・ラベンダー・パセリ・アップルミント(花)・レモンバーベナ・アップルミント(葉)・ローズゼラニウム・カレープランツ

ちょっと素敵に仕上げるコツは、葉の形や色が違う種類を用意すること。例えば、ミントの葉は似ていて、アップルミントとペパーミントを隣同士にすると、区別がつかないことがあります。そこに、シルバー色を加えたり、ギザギザの形を加えたり、ふわふわもこもこの質感を加える、というアクセントを考えていくといいと思います。