高級たけのこ「合馬(おうま)たけのこ」とは?栄養効能・おすすめの食べ方・販売先もご紹介

合馬(おうま)たけのこの品種、栄養、販売先などをご紹介します。合馬たけのこは、一般的なたけのこと比べてアクが少なく身が柔らかいため食べやすいことで知られており、京都や大阪などの料亭で提供されています。

産地直送を行っている農園や農業組合もあるので、春の味覚を楽しみたいときにぜひ参考にしてみてください。

合馬たけのことは

合馬たけのこの品種

合馬たけのこは福岡県北九州市で栽培されている、モウソウチク(孟宗竹)と呼ばれる食用たけのこです。高級たけのことしても知られており、地元である北九州のみならず京都や大阪などの高級料亭でも扱われる食材です。

合馬地区で栽培されたものは、他地域と比べて粘土質の赤土が特徴であり、アクの少ない柔らかなたけのこになります。

合馬たけのこの初出荷・旬の時期

合馬たけのこは、例年12月頃に初出荷され、1月から4月にかけて市場に出回ります。 春の味覚として知られていることからもわかるように、冬から春にかけての暖かくなる時期に旬を迎えます。

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合馬たけのこの味・栄養効能

合馬たけのこの味わいは甘味と旨味の強さが特徴です。

また、一般に旬を迎えたたけのこは香りや歯ごたえがよいといわれています。その中でも合馬たけのこは、おいしく食べることのできる時期を見定めて収穫されているため、より香りや歯ごたえが強調されます。

合馬たけのこをはじめとするたけのこに対して栄養価が高いという印象を持つ方は少ないかもしれませんが、実は他の食材と比較しても食物繊維やビタミン、ミネラルなど様々な栄養素を豊富に含む食材です。

食物繊維

まず特筆すべき栄養素は「食物繊維」です。食物繊維には水溶性と不溶性の2種類がありますが、たけのこにはその両方が含まれているため便秘の改善や予防に効果があるとされています。

ビタミン

次にビタミンです。「ビタミンB1」は水溶性ビタミンの一種で、糖質をエネルギーにかえる役割を果たします。同じく「ビタミンB2」も水溶性ビタミンの一種で、糖質のみならず脂質やタンパク質といった栄養素をエネルギーにかえる役割を果たしています。

亜鉛

さらに、たけのこにはミネラルの中でも新陳代謝にまつわる「亜鉛」が含まれています。皮膚や粘膜の健康維持に関わるほか、正常な味覚を保つためにも必要とされています。

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合馬たけのこの食べ方

合馬たけのこの下処理の仕方

合馬たけのこは他地域で栽培されたものと比べてアクが少ないことで知られていますが、やはりおいしく食べるためにはアク抜きは必要不可欠です。合馬たけのこのアク抜きは、以下の手順に沿って行いましょう。

①合馬たけのこの皮を外側から3~4枚剥がし、包丁で縦に切り込みを入れる。このとき、可食部そのものに傷がつかないよう浅めに包丁を入れる。

②先端部分のおよそ3㎝を切り落とす。この作業によって、茹で上がったときにアク戻りが生じるのを防止することができる。

③大きめの鍋いっぱいに水を入れ、米ぬか、赤唐辛子を刻まずに丸ごと2~3本、合馬たけのこを加える。

④落とし蓋を施し、しばらく強火にかけたあと弱火にしておよそ1時間火を通す。たけのこのアク抜きは水から火を通すことがポイント。

⑤火を止めて冷ましておき、切り込みに沿って皮を開き可食部が見えるまで剥く。

⑥根の部分の堅い箇所を切り落としたら、よく水洗いして真水にさらす。

合馬たけのこのおすすめ料理法

合馬たけのこは和食や中華料理、洋食にも適用することのできる食材ですが、アクが少なく「刺身でも食べられる」と言われるほどクセが少ないため、素材の味を活かした料理がおすすめです。

地元 北九州では刺身や煮物、天ぷら、茶碗蒸し、たけのこご飯などをコース料理として味わうこともできます。

このほか、中華スープなどに使ったり、ペペロンチーノなどオイルソースのパスタと合わせたりしてもおいしく食べることができます。

合馬たけのこと相性のいい食材

一般的にたけのこは和食に用いることが多いかもしれませんが、上で述べたように様々なジャンルの料理に取り入れることができ、相性のいい食材も多岐に渡ります。

洋食に合馬たけのこを取り入れる場合は、「バター」や「チーズ」といった食材と合わせましょう。同じ時期に旬を迎える春野菜などとバター炒めにしたりチーズ焼きにしたりするのがおすすめです。

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中華料理に合馬たけのこを取り入れる場合に合わせたいおすすめ食材は牛肉や豚肉、鶏肉といった「肉類」です。中華風の炒め物などに肉や野菜とたけのこは相性がいいことで知られており、合馬たけのこにも同じことが言えるでしょう。

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和食に合馬たけのこを取り入れる場合には、「わさび」を合わせることをおすすめします。合馬たけのこは一般的なたけのこと比べて素材の味を楽しむことのできる食材といえるため、焼いた合馬たけのこをわさび醤油で食べると風味を味わうことができます。