お墓を購入する流れを徹底解説!費用相場や墓地の種類、立地に注意しよう

身内の不幸や、自身の死に向き合う時に考えなければいけないお墓の購入。この記事では、お墓を購入する時の流れや費用相場、お墓選びの注意点などを紹介します。墓地・霊園の特徴を学んだり、子孫のことまで考えたお墓の購入に役立ててください。

お墓の購入から完成までの全体の流れ

お墓の購入から完成までにはいくつかのステップがあります。
墓地の場所や墓石のデザイン、依頼先によって所要期間は異なるため、半年程度見込んで計画的に購入することが大切です。

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お墓の購入から完成までの各ステップ

先ほどの全体の流れで確認した各ステップをそれぞれ詳しく見ていきましょう。

どのようなお墓にしたいか納骨方法を決める

納骨はお墓にするもの、というイメージを持たれる方も多いかもしれません。
現在はお墓に納骨する以外の選択肢も豊富にあります。その選択肢とそれぞれの納骨方法の説明は以下の通りです。まずは、どのような方法で納骨したいか決めていきましょう。

どこにお墓を建てるか(墓地)を決める

遺骨は、都道府県知事が認定する墓地・霊園で埋葬しなければならないことが法律によって決まっています。
墓地・霊園は、運営母体によって以下の通り大きく3種類に分かれます。

・寺院墓地
・民営墓地(霊園)
・公営墓地

寺院墓地は宗教法人によって運営されています。そのため、宗旨・宗派が規定されます。民営墓地(霊園)と公営墓地は宗旨・宗派が問われないという特徴があります。

墓地の選び方には、アクセスのしやすさ、気候、治安、立地などのさまざまなポイントがあります。現地に見学に行ったり、数年後や数十年後も利用することを想定したりして、納得のいく墓地を決めていきましょう。

墓石を決め、石材店で相見積もりをとる

墓地が決まったら、墓石を決めます。石材店に行って墓石やデザインを選びましょう。
そのうえで、ほかの石材店で相見積りを取ることがおすすめです。複数の見積りを取ることで、おおむねの目安が分かってくるでしょう。
墓地によっては提携先の石材店が決められている場合があります。石材店を複数社から選定したい場合には、墓地を選ぶ際に指定石材店があるかどうかを確認しておきましょう。

お墓を建て、完成した墓石を確認する

墓石の施行工事期間は、通常1〜2ヶ月ほどです。墓石が完成したら、注文した内容と合っているかなど、実際に足を運んで周囲の様子と合わせて確認をしましょう。

宗派によっては、お墓完成後に僧侶を呼んで「開眼供養」を行う場合もあります。開眼供養は、納骨式と同日に行うこともあるため、僧侶とのスケジュール調整も必要な可能性があります。