家庭菜園では、せっかくならオーガニックで栽培したいという方も多いはず。本来、植物たちは過保護に育てなくても、たくましく成長してくれるものです。オーガニックな家庭菜園では、生き物たちが生き生きと動き回り、収穫すれば野菜本来の味が楽しめます。有機無農薬で、メドウ(野原)のようなローズガーデンでバラを育てる持田和樹さんが、オーガニックな家庭菜園のコツを解説します。

家庭菜園だからこそ楽しみたいオーガニック栽培


haireena/Shutterstock.com

家庭菜園をされている方や、これから家庭菜園をしたいと思っている方は、「せっかく家庭菜園をやるならオーガニックにこだわりたい」と思う方が多いのではないでしょうか? 家庭菜園では市場に出す訳ではないので、見た目のよさを気にしたり、規格に合わせる必要がありません。だからこそ、オーガニックに挑戦する意味があると思います。もちろん失敗することはありますが、その過程を楽しみながら野菜本来の味を味わえることが、オーガニック栽培ならではの醍醐味です。

また、オーガニックのよさは、ただ野菜を育てるだけではありません。

生き物たちや自然をより身近に感じ、自然を観察しながら沢山の発見や小さな幸せを感じることができます。自然にも優しく、自分自身の心にも身体にも心地よい栄養を与えてくれるのです。

(広告の後にも続きます)

オーガニック栽培のポイント

オーガニックは難しいイメージがありますが、大切なことは「よく観察し、自然と向き合うこと」、そして「心構え」です。

異なる環境では、同じことをやってもそれぞれ結果が変わってきます。化学的な農薬を使えばある程度病害虫などをコントロールできますが、オーガニック栽培を目指す場合は、なるべく使いません。ご自身の庭や畑とコミュニケーションをとり、心を通わせてみましょう。

今回は、私なりの「ポイント」と「心構え」、「自然との付き合い方」についてお伝えします。楽しいオーガニックライフの参考になれば幸いです。


野菜の上で日向ぼっこをしているハート柄のテントウムシ。