私にとって生理は、健康の状態を測るバロメーター。長年基礎体温表をつけるなど生理周期には気を付けてきたつもりでした。40歳になるまでは生理周期の変わりはなかったのに、40歳を過ぎたころから生理周期が短くなり始め、経血量も減少。そこで初めてだんだんと更年期に向けて体が変化していっていることを実感したのです。生理の変化から更年期に向かう女性の体の変化を受け入れていった体験をお話しします。

生理周期の変化に疑問。更年期に近づいた?

初潮からこれまで、毎食野菜だけ食べて1カ月に5kg減量という無理なダイエットをしたとき以外は、順調に毎月生理が来ていました。しかし、40歳を過ぎたころ、今までとは違う生理が来るようになりました。まず気付いたのが生理周期が30日型から28日型に短くなってきたことや、経血量が少なくなってきたことです。

初めは「ちょっと体調が悪いときもあったし、そのせいかな?」と思っていたのですが、だんだんと毎回の生理に見られるようになってきました。そこで「あれ? これってもしかして更年期に近づいてきたのかも?」と思うようになり、女性として生まれて初めて「更年期」を意識するようになったのです。

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このまま閉経に?一抹の不安が…

このまま更年期に入って閉経するのかな? 40歳を過ぎてからの生理の変化は私を不安にさせました。女性には更年期があり、いずれ閉経することは頭ではわかっていました。しかし、自分の立場に置き換えて考えることがなかったのです。

これまで至って健康に過ごしてきた私にとって「自分が更年期へ向かっている」という事実を初めて現実として突きつけられた気がしました。「閉経する=女性らしくなくなってしまう」。そんな偏った考え方も頭をよぎります。