体調が乱れやすい季節の変わり目を乗り切るには、体の内側からケアすることも大切です。
「アーユルヴェーダ」は、インドで生まれ、5000年以上の歴史をもつと言われる伝統医療。本誌の連載で桐島かれんさんもトライしたアーユルヴェーダの食事のポイントを、アーユルヴェーダアドバイザーの桐島ノリコさんに、さらに詳しくうかがいました。

食材は旬のものやできるだけその土地で採れた新鮮なものを選ぶ

「アーユルヴェーダ」は、食生活をはじめ、ヨガや呼吸といった複数のアプローチによって、心と体を保つことを目指した伝統医療。人を自然の一部と捉えるアーユルヴェーダでは、旬の食材をとることも重視されています。
「旬の食材は自然のエネルギーにあふれていて、その時季の体が求めているものが含まれています。できればその土地で採れた新鮮なものを選ぶことで、より自然の力を取り入れることができますよ」

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「プラナ」を意識して野菜を切る

「プラナ」とは、サンスクリット語で生命エネルギーのこと。アーユルヴェーダでは、人はもちろん、すべてのものにプラナがあるとされています。
「食べものからプラナをあますところなく摂取するには、下ごしらえも大事。たとえば葉もの野菜やハーブなら、葉脈に沿って手でちぎることで、プラナを損なわずに調理できます」