◆田舎での開業を決意して地元へ帰省したが…

「妻A子が『田舎の環境は子育てに良さそう』と賛成してくれたこともあり、開業資金や当面の生活費をある程度ためてから地元へ帰省することになったんです。両親との同居も快く承諾してくれ、円満に帰省することができ、両親も子どもたちの面倒をよく見てくれました」
保育園への送り迎えや夜間・休日の世話を両親がサポートしてくれることになり、めでたく開業。オープン祝いに駆けつけてくれた地元の旧友や親戚、知り合いなどにはキャンペーンとしてドリンクと自慢の一品をサービスすることにしたのだという。
「店に来てくれた人たちからは料理を絶賛され、明るい将来しか見えませんでした。オープンからしばらく経っても友だちや知り合いはよく来てくれまして、順調に進んでいけると思ったんです。ただ…」
◆“無料目当て”の厚かましい常連客も
なかには「これってサービス?」「今日もドリンク無料?」「何人連れてきたら割引してくれるの?」など、無料や割引サービスを目当てに来ていると感じるような人も多く、戸惑うこともあったようだ。「子どもの頃にお世話になった人のなかには『昔はよく面倒を見てやっただろ?俺の顔でツケといて』という人や、財布を見てから『お金が足りないから今度でいい?』なんてふざけた人もチラホラいて、腹が立つこともありました。でも、きつく言えなかったんです」

