◆決勝トーナメントへ侍ジャパンが抱える「3つの課題」
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特に主力の大谷翔平(ドジャース)や鈴木誠也(カブス)を休養させたチェコとの一戦は、それまで出場機会の少なかった控え野手がスタメンに名を連ねたが、8回途中まで無得点に抑え込まれる有様。最終的には2本塁打などで一挙9得点を挙げ、地力の差を見せつけたが、決勝トーナメントに向けて不安を残す戦いぶりだった。
決勝トーナメントは相手選手のレベルも数段上がるため、投手は1球の失投が命取りになるケースも考えられる。逆に打者は1球の打ち損じも許されないという場面が続くだろう
日本時間15日に行われる準々決勝の相手はベネズエラに決まり、渡米早々にコーチや一部の選手らがプールDの最終戦「ドミニカ共和国-ベネズエラ」の視察に訪れたという。
ディフェンディングチャンピオンとして準備も抜かりなしといきたいところだろう。しかし、大会が始まる前から指摘されていた“いくつかの問題”が解消されないまま今に至っているのも事実だ。
◆不安が残る「外野守備問題」
まずは「外野の守備問題」である。レギュラー選手がスタメンを張ったオーストラリア戦までの3試合は、ライト近藤健介(ソフトバンク)、センター鈴木誠也(カブス)、レフト吉田正尚(レッドソックス)という布陣だった。試合終盤までに吉田が退き、周東佑京か牧原大成(ともにソフトバンク)が中堅に入るのがパターン化しているが、それだけ吉田の守備には不安が付きまとうということ。実際、昨季は右肩のケガの影響もあって、レッドソックスでは守備に就くことがほぼなかった。
それ以前にメジャーレベルでは、吉田の守備力には“失格”の烙印が押されており、狭い東京ドームならまだしも、広いメジャーの球場ではレフトの守備がチームのアキレス腱になってしまうことも十分考えられる。
さらにセンターでの先発が予想される鈴木にしても、メジャーではコーナー外野手として平均レベルかそれ以下の守備力と評されている。守備範囲という点で、センターを守るには荷が重いと言わざるを得ない。1次ラウンドではダイビングキャッチを試みるも、後ろに逸らしてしまうプレーもあった。
本来は周東に本職のセンターを守らせるのが理想だが、代走のスペシャリストとして終盤まで取っておきたい選手だけに、起用のタイミングも難しいところだ。

