◆喉が締め付けられ「ヤバい、死ぬかも」と

チャンチー:ライブ後にはのぼせてしまうときもあったので、頭を冷ますために氷を当ててくれたり、髪もメイクも直してくれたんです。レッスンでも、私が汗をかかないように、寒くても冷房をガンガンかけてくれました。
――ただ、メンバーに支えられる場面を離れて、日常生活でも支障はあったんでしょうか。
チャンチー:一度「ヤバい、死ぬかも」と感じたこともありました。喉が締め付けられ、ぜんそくのような発作が止まらなくなったんです。普段も、10分歩くと症状が出てしまったり、睡眠不足でもじんましんが出る日もあったので、身体を気遣うのが大変でした。お風呂も5分とつかっていられないし、遅刻するとわかってもダッシュできなかったんです。以前の事務所でも「アイドルを続けられないかもしれない」と思って、正直、悩みました。
――それでも、アイドルを辞めずに。事務所には、病気について相談したんでしょうか。
チャンチー:ライブで症状が出てしまうし、伝えていました。以前の事務所ではスタッフさんから「もう無理だし、アイドルは辞めた方がいい」と言われていたんです。でも、そもそも「コリン性蕁麻疹」だと判明した辺りで、そのグループは辞めようと思っていたし、きっぱり卒業しました。
実は、今の事務所に所属するまでには別のオーディションも受けたんですけど、病気への「責任が取れません」と言われて、合格を取り消されてしまって。今のBLUEGOATSの事務所では「大丈夫だよ」と言ってもらうことができて、アイドルを続けられました。
◆孤独をアイドルが埋めてくれた
――一時はコリン性蕁麻疹に苦しみながらも、アイドルを続けてきた背景として。そもそも、アイドルへの憧れは強かったのでしょうか。チャンチー:ステージ経験としては、幼い頃からダンスを習っていたんです。2、3歳から小学6年生まで、ロックダンスやヒップホップを習っていました。運動も得意だったし、中学時代は活発で人生も順調だったんです。でも、だんだんと人間関係にくじけてしまって、それがアイドルになろうとするきっかけでした。
――その当時、何があったんでしょう?
チャンチー:クラス替えで仲のいい友だちが極端に減ってしまい、孤立してしまったんです。1人だけ親友と呼べる子はいたんですけど、風邪で学校を1週間ほど休み、学校に戻ったら、その子が他の子と仲良くなっていて輪に入れなくなってしまって。仮病で学校を休むほどショックでしたし、かつて力を入れていたダンスも辞めていたので「何のために生きてるんだろう」と、虚無になってしまったんです。
でも当時、落ち込む私を支えてくれたのが、キラキラしたももいろクローバーZ(以下、ももクロ)さんでした。リーダーの百田夏菜子さんに対して「芯があってカッコいい。この人みたいになりたい!」と思って。同じ目標に向かえるメンバーの存在がうらやましかったし、私もアイドルになろうと決めました。

