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〈visvim〉クリエイティブディレクター・中村ヒロキさんと、〈WMV〉のデザイナー・中村ケルシーさんの暮らしをつくる愛用品。

〈visvim〉クリエイティブディレクター・中村ヒロキさんと、〈WMV〉のデザイナー・中村ケルシーさんの暮らしをつくる愛用品。

ものの美しさや心地よさに、直感的に触れること。〈visvim〉クリエイティブディレクターの中村ヒロキさんと、ウィメンズライン〈WMV〉のデザイナーの中村ケルシーさんが、日々の暮らしで大切にしているエッセンスだ。&Premium149号(2026年3月号)「これからの、スタンダード」より、日々、世界中を飛び回る二人の日本での住まいを訪ねて、暮らしを豊かにする定番について話を聞きました。

掛け軸の本紙として江戸時代の着物をほどき、再利用した作品が床の間に。「眺めると、当時の時間の感覚に思いを馳せることができる」とヒロキさん。
共に過ごす時間が、心の解放に。
益子の陶芸家・島岡達三の急須と茶碗を用いて、お茶の時間を楽しむ。ドクダミ茶、デカフェコーヒー、ジャスミンティー、白湯などを。
玄関を開けると土間が。ヒロキさんが愛用するイタリアの歴史ある自転車ブランド〈CINELLI〉のバイクを飾った。

自分のフィーリングを大切に、ものを選ぶこと。

 ものづくりは「選択の集積」だと、中村ヒロキさんは話す。デザイン、ディテール、色、風合い、製法。常日頃、そうした事柄に深く向き合い続けている。
 「自分たちは、ものを感じるのが仕事。ものを見るときには、何よりも心が反応するかどうかを大事にします」。ケルシーさんが続ける。「ヒロキと私は、ふだんの生活や旅で同じものや景色を見て共有しているものが多いから、美しいと感じるもの、ソウルやエネルギーを感じられる対象は、とても近いものがあるかもしれない。私はヒロキと出かける小さな旅を愛していて、そのときによく骨董市巡りをします。インスピレーションを得る大切な場であり、新しい学びを得られる場でもあって。私が心惹かれたものについて彼に伝えると『ああ、僕もすごくいいと思った』と嬉しい反応がある。そんなふうに、自然に同じ感覚を共有しているんです」
 「心に響き合うもの」。それが、いわば、二人の日常のスタンダードなのだろう。暮らしを便利にするものは、多くない。もののプロフィール的な事柄はさておき、自分たちの心を豊かにしてくれるかどうか。それが何よりも大事な観点だ。住まいには、古いものが多いが、意識して古いものを選んでいるわけではない。ヒロキさんは言う。「先入観を排除し、見て、触れて、何を感じるか。なぜそれを良いと思ったかは、後から考える。純粋にものと向き合う時間はすごくエネルギーがいるので正直、疲れます(笑)。でも、その時間に自分のアンテナを磨くことができるんです」

LIVING 暮らしを育むもの。

和のしつらえに、歴史を感じる古き良きものを。 住んで20年ほど経つ、愛着を持って暮らしている江戸時代末期に建てられた茅葺き屋根の家。ヒロキさんとケルシーさんにとって、住まいは、創造のためのエネルギーを育てる場でもある。リビングには、さまざまな国の文化や歴史を感じられるプロダクトが点在する。
広々とした空間に馴染む「JBL PARAGON」。 〝木工芸の芸術品〞とスピーカーマニアからの呼び声が高い、ラグジュアリーな家庭用スピーカー。幅2.6mほどのキャビネットに、ステレオ用のホーンユニットを組み込んだデザイン。「音楽は日常にあるもの。アナログで温もりある音色が気に入っています」
古伊万里や古染付をはじめとした骨董。 キッチンのそばに置いた食器棚は、日本の古いもの。「ケルシーと結婚した当時、購入しました。ここに並ぶのは、染付の色や絵柄に惹かれ、選び取った骨董の皿。明の時代に作られた『青花』と呼ばれる白地に青の絵付けが美しくて。目玉焼きが、とても映えます」
青い古染付皿と蕎麦猪口。 ヒロキさんとケルシーさんのデザートの定番は、小粒で果肉がぎゅっと詰まったオーガニックのいちご。染付の青といちごの赤のコントラストが目を楽しませる。蕎麦猪口にはデカフェコーヒーを。「コーヒーカップにちょうどいいサイズなので使い続けています」
フランスのギャラリーで出合った木製の椅子。 V字形の脚のデザインが特徴的なヴィンテージの椅子。「17年くらい前にフランスで立ち寄ったギャラリーで購入しました。僕らが住んでいる古民家にとても合うと思って。ダイニングテーブルとセットで使っていましたが、今は部屋の至る所で愛用しています」
配信元: & Premium.jp

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