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〈visvim〉クリエイティブディレクター・中村ヒロキさんと、〈WMV〉のデザイナー・中村ケルシーさんの暮らしをつくる愛用品。

〈visvim〉クリエイティブディレクター・中村ヒロキさんと、〈WMV〉のデザイナー・中村ケルシーさんの暮らしをつくる愛用品。

自然と繋がれる住まいに、身を置くこと。

 ヒロキさんとケルシーさんは、カリフォルニアにも拠点を持つ。好奇心を携え、世界各国を旅しながら見聞を深め、心に留まったエッセンスをものづくりへと生かしていく。
 日本のこの家で過ごすのは、一年のうち3分の1程度。どの土地で過ごしていても、二人の過ごし方はさほど変わらず、自然を感じて、居住空間や生活を心地よく整えることに重きを置いている。言葉にするととてもシンプルなことだが、どれだけ忙しい時間を過ごしても、地に足をつけて、自分たちならではの心地よさを追求することが、彼らのクリエイティビティを支えている。こうした行為そのものも、〝大切にしている基準〞。二人のコアな部分になっている。
 ヒロキさんはソファに腰をかけ、梅の花が咲きはじめたばかりの庭の景色をしばらく静かに眺め、語りかけてくれた。
「感覚的な話ですが、自然とコネクトしていないと本能的な感性は弱まってしまうと思うんです。例えば、クヌギやコナラの樹液を求めて活動するカブトムシが、プラスチックの虫カゴの中に収められたら、生命力が弱まりますよね。僕ら、人間も同じ。だから、自分たちも自然の中の一部という感覚でいられたらいい。そういう精神を持ち続けるために、プラスチックのものは迎え入れない心がけをするのもいいと思うんです」
 日常的に〝体で感じる感覚〞を研ぎ澄ませること。そうした体感が、自然からの恩恵で生み出されたプロダクトを選ぶ感性にも分かち難く結びついているのだろう。

ATELIER 創造をもたらす場所。

コンパクトな空間で作業に集中する。 もともとは娘の部屋として使っていた空間を、ケルシーさんが創作する小部屋に。和のしつらえならではの陰影に富む。「閑静な住宅街に制作チームが揃い、情報共有するアトリエがあります。対して、こちらは私がひとりでドローイングや手芸に没頭する空間です」
なめらかに描ける、天然岩絵の具。天然の鉱石を細かく砕いて粉末にした、日本画に用いられる伝統的な絵の具。発色の美しさが特徴。〈visvim〉や〈WMV〉のものづくりにおいて、ケルシーさんの手描きによるアートワークは、手仕事のぬくもりを感じさせるシンボリックなモチーフになっている。
インスピレーションソースになるアートブック。 アトリエの窓辺に並ぶのは、アートブックや服づくりの資料など。ヴィンテージカー好きなヒロキさんが愛読する、フランス車〈シトロエン〉の洋書も。「江戸時代の着物のデザイン見本帳を参考にして、服づくりのイメージを膨らませることもあります」
スタッキングして使える桐箪笥。 着物を愛するケルシーさん。桐箪笥には、彼女が集めてきた大切なコレクションが大切に保管されている。着られる機会があれば、できるだけ着たいという想いも。生地の柄やパターン、綺麗なドレープを研究し、〈WMV〉の服づくりのディテールに生かしている。
ドローイングに用いる2Bの鉛筆。 ケルシーさんがドローイングや柄模様に取り組むときは、鉛筆を選ぶことが多い。同じものを繰り返し使うので、数をストックしている。「私は絵を描くのが好き。芯が軟らかいので、軽い力でもするすると描けて使いやすいところが気に入っています」
配信元: & Premium.jp

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