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「インドネシアにいちご農園を」その目標に惹かれて訪れた鉾田市、人柄に触れて生まれたつながり。【農業体験参加者インタビュー】

「インドネシアにいちご農園を」その目標に惹かれて訪れた鉾田市、人柄に触れて生まれたつながり。【農業体験参加者インタビュー】

当日の体験の流れ

午前9時、鉾田市田崎の農園「村糸」に参加者が集合。まずは井関さんによる施設見学と栽培説明からスタートしました。今回の体験はいちごがメインではありますが、メロン栽培の様子も見学させていただきました。

村糸では、高設ベンチと土耕の2つのスタイルでいちごを栽培しています。この2つの方法をあえて採用しているのは、目標としているインドネシアでの農園立ち上げの際に、現地に適した栽培方法を選べるようにするためとのことです。

高設ベンチでのいちご栽培の様子。

ハウス内にウォーターカーテンを張り巡らせて保温し、高設ベンチ内には温湯管を備え付けて地温をコントロールするのが、井関さんのこだわりです。年間を通して温度が安定している地下水を用いるので、外気が冷え込む日も暖房に頼らずに済みます。

ハウスの屋根に張り巡らされたウォーターカーテン

ハウス内のCO₂濃度も細かく管理するなど、実際に見学させていただき、お話を伺うと目に見えない数字にまで気を配る精密さを感じました。「地温の貯金、という感覚で管理しています」と井関さんはお話しされます。 9時30分からはいちごの収穫を実際に体験しました。インドネシアからの実習生のお二人に教わりながら、いちごの見分け方や傷つけずに収穫する方法を学んでいきます。

お昼休憩を挟みながら、午後も作業は続きます。お昼休憩では地元の人気店のお弁当をいただきました。

13時からはいちごのパック詰め・手入れ体験がスタート。

いちごは触った部分から傷みはじめてしまう繊細な食品。見た目の美しさと鮮度維持の両立が重要なため、効率を意識しながらも丁寧に行わねばならない、非常に緊張感のある作業です。いちごの重さ、大きさ、形を見極めて決まった並びでパックに詰めていきます。出荷や保存の形態に合わせて、さまざまな専用資材が使用されていることも印象的でした。

14時30分からは交流の時間とインタビューをさせていただきました。気づけば時間はあっという間に過ぎ、15時過ぎに体験は終了しました。

参加のきっかけ。偶然が重なって、ここにたどり着いた

お母様の裕美さんはもともと地方創生に強い関心を持ち、全国の農業体験情報を常にリサーチしているアクティブな行動派。地域体験をいくつも重ねており、過去にはキャベツや枝豆の収穫、さつまいも農家など複数の農業体験を経験してきました。今回の鉾田市は2度目の訪問です。

——今回参加してくださったきっかけを教えていただけますか?

裕美さん:もともと農業体験にはずっと興味があって、ネットでいろんなプログラムを探し続けていたんです。リゾートバイトから農業体験まで全国のものをいつもチェックしていて。タイミートラベルの農業体験に参加した際に坂田さん(*)と出会ったことがきっかけで、より積極的に探すようになりました。

(*)坂田さん…鉾田市の地域活性化起業人。今回の農業体験では現地でコーディネーターを務める人物。

——タイミートラベルが農業体験に興味を持つきっかけとなったんですね!

裕美さん:そうなんです!そんなとき、ちょうど鉾田市の公式ページを見ていたタイミングで坂田さんから連絡が来たんです。「今回はいちごの農業体験なんですが、参加しませんか?」って。本当に怖いくらいピッタリのタイミングで(笑)。

——それはすごい偶然ですね…。申し込みの決め手は何でしたか?

裕美さん:募集ページに「国際」「インドネシア」って書いてあったことです。娘(裕菜さん)が2024年に半年間オーストラリア・メルボルンへ留学へ行っていて、そこでの体験がきっかけで農業への関心も高まっていたころだったので。農業体験だけじゃなく、インドネシアの人ともつながれるかもしれないよ、と娘に伝えたら、すぐ「行きたい!」ってなりました。しかも4月から茨城県で働くことが決まっていたので、全部“茨城”でつながった感じがして。これは絶対行くべきだと思いました。

一方の裕菜さんは、オーストラリア・メルボルンへの半年間の留学中に農業との接点を持ちました。語学学校に通いながら、現地のオーガニック農家でベリー類の収穫ボランティアを経験。メルボルンには移民が多く、人種に関係なくウェルカムな文化があり、コミュニティガーデン(*)で近所の人たちと一緒に野菜を育てて食べてお茶して帰る……そんな気軽な「農」との関わり方も体験しました。そして帰国後の2025年2月、お母様とともにタイミートラベルで鉾田市を初訪問。さつまいも農家さんでの干し芋加工体験では、「干し芋が商品になるまでにこれほど手間がかかっているとは知らなかった」と驚き、「農家ごとに雰囲気が全然違う」ということも肌で感じました。 (*)コミュニティガーデン…地域に住む個人またはグループが主導し、公園や空き地などの場所を共同で花壇や菜園として管理し栽培するオープンスペース

——オーストラリア・メルボルンでの農業体験は、今回参加するきっかけになりましたか?

裕菜さん:そうですね。オーストラリアから帰ってきてすぐでしたが、日本の農園も見てみたいと思っていたので参加しました。メルボルンでやっていたのはオーガニックの農家で、形が悪くても気にしないし、虫が集まるくらいが美味しい証拠、みたいなところで。それに、コミュニティガーデンって入会500円払うだけで誰でも参加できて、みんなで育てて、収穫して、食べてお茶して帰るだけ。すごくラフで楽しくて。農業って、もっと身近でいいんだと思っていました。

帰国後、タイミートラベルのプログラムで日本の農業体験にはじめて参加した裕菜さん。 さまざまな農家を訪れ、農家ごとの個性や雰囲気の違いを肌で感じてきました。

配信元: Nativ.media

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