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【プロが解説】驚きの進化! 秋まで長く花が楽しめる「最新ジギタリス」の魅力と従来品種の育て方

【プロが解説】驚きの進化! 秋まで長く花が楽しめる「最新ジギタリス」の魅力と従来品種の育て方

ジギタリスの植え付け・植え替え

植え付け
Mariia Boiko/Shutterstock.com

植え付け

春の3~4月と秋の10~11月が植え付けの適期です。比較的温暖な地域で春に植える場合は、早めに植えたほうが大きく育ちます。寒冷地では、秋に小さなポット苗を植えるのは避けたほうがよいです。寒さでひどく傷むことが多いので、冬は鉢植えで北風の当たらない建物近くの場所などに置き、春になったら植えてください。

肥沃で排水のよい、中性から弱酸性の土壌が適します。腐葉土や堆肥などの有機物と元肥の緩効性化成肥料をすき込んでから植え付けます。株間は40~50cmあけ、背が高くなるタイプや毒性の危険が考えられる場合は、花壇の奥に植えるとよいでしょう。

ジギタリス
Michael Warwick/Shutterstock.com

鉢植えの植え替え

ポット苗を入手した場合は、根鉢をくずさず二回り大きな鉢にすぐ植え替えます。根が鉢底付近までよく伸びてきたらそのままさらに8~10号鉢に最終的に植えます。ポット苗から8~10号鉢に植えてもよいですが、過湿気味になりやすいので水の与えすぎに注意してください。

用土

肥沃で水はけのよい用土が適します。多くの植物に適する一般的な培養土か、赤玉土小粒5、腐葉土3、パーライトまたは軽石2を混ぜた用土などを使います。

ジギタリスの育て方・日常の手入れ

ジギタリス
PLA0081/Shutterstock.com

水やり

鉢植えは、用土の表面が乾いてからたっぷり水やりしてください。常に用土をよく湿らせていると過湿で根腐れします。ただし春の開花期頃の株は多くの水分を必要とするので、水切れしないように注意してください。

地植えした場合は、水やりは不要です。

肥料

生育期の3~6月と、秋の10~11月に3要素(チッ素・リン酸・カリ)が等量程度含まれた緩効性化成肥料などを規定量与えます。

病害虫

病害虫の発生は比較的少ないです。花穂などにアブラムシがつくことがあるので、早めに防除してください。

ジギタリスの剪定・作業

切り戻し
Mariia Boiko/Shutterstock.com

剪定

花穂全体が咲き終わったら花茎の根元から切ってください。早めに切ると下の茎から新しい芽が出て再び花が咲きやすくなります。開花期が長いタイプは、特に重要な作業です。そのままにすると見苦しいだけでなく、カビなどの発生原因になります。

支柱立て

草丈が高くなるタイプは強風などで倒れることがあるので、花穂が伸びてきたら支柱を添えてください。

ジギタリスの増やし方

ジギタリスの種
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種まき

種子が市販されており、種まきで増やすことができます。発芽適温が15℃以上と高いので、春の5~6月か、秋の9月が種まきの適期です。種子は好光性なので、ごく薄く覆土してください。

ジギタリスは二年草とされますが、秋まきして翌春に咲く早生タイプの品種もあります。

挿し芽

春の4~5月、秋の10月に挿し芽で増やすこともできます。種まきに比べて開花までの期間が短いです。

株元や茎の基部に発生する充実した芽を切り、葉を3枚程度残して下葉を取り除き、大きな葉は半分に切って挿し穂とします。赤玉土小粒やバーミキュライトなどの清潔な用土に、挿し穂を挿します。明るい日陰に置き、多湿に保つより適度に風通しのよい場所で管理してください。水やりは、用土の表面が乾きはじめてから次の水やりをします。常に用土がよく湿っていると腐るので気をつけましょう。

ジギタリスの栽培ポイント

ジギタリス
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  • 夏は西日を避けた半日陰か明るい日陰で育てる
  • 地植えするとほとんど手間がかからない
  • 過湿に注意
  • 鉢植えは生育が早いので、植え替えを適切に行う
  • 最新の品種は寒さに強くないものがある

ジギタリスは花が咲くまでの育成期間が比較的長いので、ポット苗を購入して育てるのがおすすめです。ポット苗を地植えすれば、ほとんど放置気味でも花を咲かせます。豪華な花を楽しめる割には育てやすいので、お得な植物ともいえます。さらに近年はよく夏越しして多年草として長期間花が咲く品種が登場し、今後さらに人気の植物となることが予想されます。ジギタリスを庭やベランダに迎え入れて、ワンランク上の美しいガーデニングをお手軽に楽しんでください。

Credit 文 / 小川恭弘 - 園芸研究家 - おがわ・やすひろ/1988年、東京農業大学農学部農学科卒業。千葉県館山市の植物園「南房パラダイス」にて観葉植物、熱帯花木、熱帯果樹、多肉植物、ランなど温室植物全般と花壇や戸外植物の育成管理のほか、園全体のマネジメントなどの業務に18年携わる。現在フリーランスとして活動。著書に『わかりやすい観葉植物』(大泉書店)、『ハイビスカス』(NHK出版)がある。

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