◆■ 数字が語る「マナー問題」と私たちができること
公共の場での譲り合いが、一人の身勝手な振る舞いで踏みにじられてしまう。そんな車内の光景は、今の時代、決して他人事ではありません。◆① 順位が再び上昇した「スマホ」と、根強い「乗降時のマナー」
日本民営鉄道協会が2025年10月から11月にかけて実施したアンケート結果(5,202名回答)を見ると、車内マナーに対する人々の意識の変化が如実に表れています。今回のエピソードに関連する「スマートフォンの使い方」の推移を見ると、2021年度(5位)、2022年度(6位)、2023年度(6位)と上位をキープしていましたが、2024年度には一度9位(13.4%)まで順位を下げていました。ところが、最新の2025年度調査では5位(21.6%)へと急上昇しており、スマホを巡るマナーが再び注目の的となっている状況が伺えます。
また、8位の「乗降時のマナー(20.0%)」についても、割り込みや席取りといった行為が依然として多くの人の目に留まっている状況です。
以下は、今回の調査で上位に挙がった項目です。
【2025年度 駅と電車内の迷惑行為ランキング】
(※回答は最大3つまで)
・1位:周囲に配慮せず咳やくしゃみをする(34.7%)
・2位:座席の座り方(詰めない・足を伸ばす等)(31.9%)
・3位:騒々しい会話・はしゃぎまわり(30.2%)
・4位:扉付近での滞留(27.6%)
・5位:スマートフォン等の使い方(21.6%)
・6位:強い香り(香水・柔軟剤等)(21.5%)
・7位:荷物の持ち方・置き方(鞄・傘等)(20.1%)
・8位:乗降時のマナー(割り込み等)(20.0%)
・9位:ゴミ・ペットボトルの放置(12.9%)
・10位:酔っ払った状態での乗車(12.5%)

