◆個性派ゲーム『UFO』がまさかの復活!?

第1弾は『クールボーダーズ』(1996年/PS1)と『忍者龍剣伝 II 暗黒の邪神剣』(1990年/ファミコン)、第2弾は『絵描衛門(デザエモン)』(1991年/ファミコン)と、なかなかマニアックなセレクトですが、今後の予定で注目を集めたのが『UFO -A day in the life-』。伝説的なアンチRPG『moon』を世に放った制作会社ラブデリックが、1999年にPS1でリリースしたタイトルで、これまで移植やアーカイブ化は行われていませんでした。
今回のコラムは、『UFO』復刻を記念し、いわゆる“ラブデリック系”(本家ラブデリック作品を含む)の初期5本を紹介したいと思います。ラブデリック系の定義は明確には定まっていませんが、ラブデリック出身のスタッフが関わっていて、『moon』のように箱庭世界の住民となって周囲を観察していくという内容のタイトルを指すことが一般的です。
大作のオープンワールド化が進むなか、じっくりと世界と向き合い、ささいな気づきから世界を変えていく……そんな狭く深いゲーム体験は貴重と言えるでしょう。
◆RPGのお約束をひっくり返したアンチRPG
●『moon』1997年/PS1/アスキー

今では当たり前になりましたが、住民たちがもごもごした架空の言語で喋る演出手法は衝撃。BGMはどれも刺激的で、「MD(ムーンディスク)」を集めて切り替えられるというギミックも新鮮でした。そして、メタフィクション的なラストの展開は今でも語り草!
長年入手困難だったタイトルですが、現在はオリジナル版スタッフによる監修&完全移植によって、Switch/Switch 2、PS4/PS5、Steamで遊べるようになっています。

