◆日本人の来訪を警戒!外国人ヤードの裏事情
![[悪い外国人]の錬金術](https://assets.mama.aacdn.jp/contents/210/2026/4/1777101336443_1shnb1ais45.jpg?maxwidth=800)
「クルマはすべてバングラデシュとドバイに輸出していて、国内には出してない。社長はバングラデシュ人で、作業員はほとんどスリランカ人。ウチはオークションで仕入れているから大丈夫。でも合法か違法かは見分けがつかない。この辺りのヤードには不法滞在者がゴロゴロいるし、盗難車をつかまされたら大変だよ。買う前に確認する方法はないんだけどね」
慌てて出てきたのはなぜかと問うと、声を潜めた。
「見慣れないクルマや人が来ると、コミュニティ全体が敏感に反応する。入管(出入国在留管理庁)の摘発を警戒しているからね」
◆周囲を分譲住宅に囲まれた外国人ヤード
合法業者と名乗りながら、なぜ入管を恐れるのか。釈然としないまま次に向かったのは山武市のヤードだ。里山の林を縫ってクルマを走らせると、周囲を分譲住宅に囲まれた外国人ヤードが現れた。敷地は800㎡ほどと広大で、周囲の道路脇には、何年も雨露に晒された自動車のスクラップが何台も放置されている。土曜日だというのに、解体作業の大きな騒音が聞こえる。記者の姿を見つけて、怪しむように出てきた外国人に「クルマを探している」と伝えると、バングラデシュ人だという社長はこう答えた。
「セダンならプリウス、ミニクーパーもあるよ。走行距離5万㎞で事故車でもない。100万円でいいよ。仕入れたのはオークション。盗難車なんて扱ってないよ」
穏やかに話す一方で、記者を3人の作業員が取り囲み、警戒している様子が伝わる。別の作業員は、なぜかフォークリフトをフォークリフトでけん引し、このヤードに向かう道中では2台のクルマを積み木のように荷台に重ねて運搬するトラックに遭遇した。もちろん道交法違反だ。

