脳トレ四択クイズ | Merkystyle
まだ咲いているのに抜くの? 春の庭で迷う“切りどき・抜きどき”の見極め方

まだ咲いているのに抜くの? 春の庭で迷う“切りどき・抜きどき”の見極め方

まだ見ていたい花を、もう一度楽しむガーデンブーケ

クリスマスローズのブーケ
花茎切りを兼ねて作ったクリスマスローズのブーケ。

それでもやはり、「まだ見ていたいな」と思う花を切ったり抜いたりするのは、毎年悩ましいものです。庭をやっている人なら、きっとこの気持ちは分かっていただけるのではないでしょうか。せっかく咲いているのに、と思うと忍びない。けれど、そのままにしておくことが必ずしも庭のためにはならない。春の庭仕事には、そんな小さな葛藤がいつもあります。

悩める私の気持ちをやわらかく受け止めてくれるのが、庭の花で作るガーデンブーケです。

安酸さんと面谷さん
辛口だけど、いつも的確なアドバイスをくれる庭の師匠、安酸さんと。

以前、この庭を一緒に作ってくれているガーデンデザイナーの安酸友昭さんが、私が生けた花を見て、「面谷さん、ちゃんとプロのところへブーケを習いに行ったほうがいいがん。そしたらもうちょっと素敵に生けられるんじゃない?」とアドバイスをくれたことがありました。そのまったく正直なアドバイスをきっかけに、私は5〜6年前から東京・神楽坂の「ジャルダン・ノスタルジック」さんにブーケづくりのレッスンに通っています。まるで庭の花を摘んできたような自然な雰囲気と、優しく丁寧な青江先生のご指導が大好きなお花屋さんです。

「ジャルダン・ノスタルジック」さんの花かごのアレンジ
野の花を摘んだような「ジャルダン・ノスタルジック」さんの花かごのアレンジ。

庭の花を美しく束ねるための「スパイラル」という技術

スパイラルブーケ
ジャルダン・ノスタルジックさんの花で作った豪華なスパイラルブーケ。

そこで教わったのが、スパイラルという束ね方です。花を一本ずつ、同じ方向に斜めに重ねながら束ねていくと、茎がきれいにらせんを描きます。この形ができていると、ガラスの花瓶に入れたときに、花の部分だけでなく、水の中に見える茎先まで含めて全体が美しく見えるのです。花だけきれいでも、ガラスの中で茎がばらばらに絡んでいると、どこか落ち着きません。ブーケは花だけでなく、茎まで含めて完成された姿なのだと知りました。

庭摘みの花のブーケ
バラにクリスマスローズの萼やオルラヤ、ニゲラなどを組み合わせた庭摘みの花のブーケ。

庭の花は、お花屋さんの切り花のように、長さも太さもきれいに揃っているわけではありません。枝も曲がっていたり、細かったり。一つひとつが自由で、その不揃いさこそが庭の花の魅力です。だから大きく豪華なブーケにはならなくても、庭摘みのブーケには、どこか素朴で、庭の空気ごと束ねたような愛らしさがあります。

バラのアレンジ
5月、雨で散ってしまう前に、花茎が短いつるバラをオアシスにアレンジ。

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