腸の細胞の材料であるタンパク質ですが、現代人の多くは「隠れタンパク質不足」と言われています。しかし、お肉の食べすぎは逆に腸内環境を荒らす原因に。動物性と植物性を摂る際の黄金比率の法則や、腸を若返らせる5つの賢い食事術を医師が解説します。
教えてくれるのは、二人の医師
平島徹朗(ひらしま・てつろう)さん
日本消化器内視鏡学会専門医、日本消化器病学会専門医、日本抗加齢学会専門医。「福岡天神内視鏡クリニック」を開設し、院長、理事長を務める。「薬の服用は最小限に、食事と生活習慣の改善が最優先」をモットーに横浜と福岡で診療を行っている。
秋山 祖久(あきやま・もとひさ)さん
医学博士。日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、日本肝臓学会専門医。多くの総合病院勤務を経て「福岡天神内視鏡クリニック」院長に就任。ビタミンDを愛し、ビタミンDの大切さを熱心に語ることから「ビタミンD先生」と呼ばれている。
※本記事は、書籍『腸疲労 40代から必要な消化・吸収の新習慣』(KADOKAWA刊)より一部抜粋して構成しています。
現代人の盲点!「隠れタンパク質不足」が健康のスタートラインを阻む
前回は、すぐお腹が空く状態に隠された意外なリスクや腸の「時差ボケ」についてお伝えしました 。今回は「タンパク質の正しい摂り方」を解説してきます。
腸の炎症を抑え、腸内環境を整え、健康な腸を取り戻す。そのために、あなたが今日から真っ先に始めるべきことは、「必要十分なタンパク質を、正しく摂取すること」です。
現代の日本人は、そのほとんどが「隠れタンパク質不足」に陥っています。特に、年齢を重ねるにつれて食事量が減ったり、「お肉は胃にもたれるから」と避けたりすることで、その傾向はさらに顕著になります。
私たちの体の水分を除いた重量の、実に半分近くがタンパク質でできています。タンパク質は、あなたの体を構成する最も基本的な栄養素。この栄養素が不足していては、健康という名のスタートラインにすら立てないのです。

