◆満員の小児科で起きた出来事

「寒暖差がすごく激しい日があったんですが、それで息子が体調を崩しちゃったんです。学校でも風邪が流行ってて、百日咳の子も出たりしたので大事を取って病院に行きました」
長田さんが訪れたのは、内科と小児科を併設したよくある“町のお医者さん”だ。夕方17時、院内は診察を待つ人で溢れていたという。診察まで1時間以上はかかるかな……と、長田さんは覚悟を決め、息子と2人で名前が呼ばれるのを待った。
「みんな体調が悪いのか、待合室は静かで、うちの息子もスマホでゲームをしながら待っていました。すると、2歳くらいの男の子を連れたお母さんが入ってきて、受付で話を始めたんです。最初は穏やかだったんですが、時折、強い口調でまくし立てるようにも話していました。あまりよく聞こえなかったんですが、処方された薬と診察に対するクレームのようなことみたいで……。最初は男の子を抱っこして話していたんですが、途中から男の子は“放流”されてしまいました」
◆男の子が病院内を暴走…
すると院内の雰囲気は一転。男の子は大声で叫びながら待合室を走り回り始めたのだ。「みんな体調が悪くて来ているから、男の子の暴れん坊っぷりにはげんなり。一度、お母さんが『静かにしようね〜』って言ったんですが、そんなことで大人しくなるわけないじゃないですか。うちの息子のスマホを覗き込んで『シュマホ! シュマホ! 見せて〜』って。息子が『ゲームしてるからダメだよ』って言ったら、今度は大声で泣き始めて……。なんだか私たちが悪者みたいになってしまったんです」

