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地震と海面上昇に揺れるバヌアツ――脆弱な経済を支えるタックスヘイブン税制の実像【国際税務の専門家が解説】

地震と海面上昇に揺れるバヌアツ――脆弱な経済を支えるタックスヘイブン税制の実像【国際税務の専門家が解説】

海面上昇で最も危険な国「ツバル」

ポリネシア地域にあるツバルは人口約9800人(2023年現在)です。1978年にイギリスから独立しました。現在、地球温暖化による海面上昇の影響を最も受けやすい国の1つであり、日本も援助を行っています。

ツバルの税制は、法人税率30%、売上税30%などとなっており、タックスヘイブンには該当しません。

ある意味タックスヘイブンである「ソロモン諸島」

ソロモン諸島はメラネシア地域に属し、バヌアツに近い位置にあります。面積は岩手県の約2倍、人口は約80万人(2023年現在)です。

税制については以下のようになっています。

●居住法人の法人税率 30%

●非居住法人の法人税率 35%

●キャピタルゲイン課税 なし

●個人所得税の最高税率 40%

国外源泉所得に対する課税が軽く、資本流入を誘う制度設計になっていることから、「準タックスヘイブン」ともいえる存在です。近年、中国がソロモン諸島に接近し、2022年4月には安全保障協定を締結しました。

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