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春の庭に青い花の絨毯を! 可憐で美しい「ワスレナグサ」の育て方・種類を徹底解説

春の庭に青い花の絨毯を! 可憐で美しい「ワスレナグサ」の育て方・種類を徹底解説

ワスレナグサの育て方のポイント

用土

土
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丈夫な性質で土壌を選びませんが、植え付ける1~2週間前に、腐葉土や堆肥などの有機質資材を投入し、よく耕してふかふかの土をつくっておくとよいでしょう。鉢植えの場合は、草花の栽培用に配合された園芸用培養土を利用すると便利です。

水やり

水やり
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【地植え】

植え付け後にしっかり根づいて茎葉をぐんぐん伸ばすようになるまでは、水切れしないように管理しましょう。

根付いた後は、地植えの場合は下から水が上がってくるのでほとんど不要です。ただし、雨が降らずに乾燥が続くようなら、水やりをして補います。その際は、株が蒸れるのを防ぐために株全体にかけるのではなく、ジョウロのハスロを外して、株元の地面を狙って与えてください。

【鉢植え】

日頃の水やりを忘れずに管理します。土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出すまで、たっぷりと与えましよう。茎葉がしおれそうにだらんと下がっていたら、水を欲しがっているサインです。植物が発するメッセージを逃さずに、きちんとキャッチしてあげることが、枯らさないポイント。株が蒸れるのを防ぐために株全体にかけるのではなく、ジョウロのハスロを外して、株元の土を狙って与えてください。

肥料

肥料
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元肥

苗を植え付ける際に施す肥料が、元肥です。元肥を施すことで苗の初期生育を助け、茎葉をしっかり茂らせることにつながります。

【地植え】

植え付ける前に、腐葉土や堆肥などの有機質肥料を施しておきましょう。

【鉢植え】

鉢植えの場合、市販の培養土には肥料が含まれていることが多いので、元肥を施す必要があるかどうか確認し、必要な場合は緩効性化成肥料を施しておきます。

追肥

植え付けた苗が順調に生育し、元肥の効き目が切れた頃に与えるのが追肥です。

【地植え】

秋に植え付けた場合は、生育が盛んになる少し前の3月上旬頃に、緩効性化成肥料を施すとよいでしょう。

春に植え付けた場合は、元肥を施してあれば十分。あまり与えすぎると茎葉ばかりが旺盛に茂って、かえって花つきが悪くなることもあるので注意します。ただし、生育が悪いようなら速効性のある液肥を与えて様子を見ましょう。

【鉢植え】

鉢植えの場合は、水やりとともに肥料成分が流失しやすいので、追肥をして株の勢いを保つようにします。春から生育が盛んになるので、月に1度を目安に緩効性化成肥料を表土にばらまき、軽く土になじませます。もしくは10日に1度を目安に、速効性のある液肥を与えてもよいでしょう。開花期は開花促進の効果がある、リン酸やカリ分などを多く含んだ液肥を選ぶと花つきがよくなります。 

注意する病害虫

アブラムシ
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【病気】

ワスレナグサに発生しやすい病気は、灰色カビ病です。やや気温が低くて湿気が多い時期に多く、花やっぼみ、葉などに灰色のカビが現れます。茎葉がまだら模様になり、ひどくなると枯死してしまうので注意。病気を防ぐためにも、終わった花がらや枯れ葉はまめに摘み取り、株周りを清潔に保っておきましょう。発生したら冒されている部分を切り取り、適応する殺菌剤を散布します。

【害虫】

ワスレナグサにつきやすい害虫はアブラムシで、3月頃から発生しやすくなります。2~4mm程度の小さな虫で繁殖力が大変強く、発生すると茎葉にびっしりとついてしまうほどに。植物の茎葉について吸汁し、株を弱らせると共にウイルス病を媒介することにもなってしまいます。見た目も悪いので、発生初期に見つけ次第こすり落としたり、水ではじいたりして防除しましょう。虫が苦手な方は、スプレータイプの薬剤を散布して退治するか、植え付け時に土に混ぜ込んで防除するアブラムシ用の粒剤を利用するのがおすすめです。

ワスレナグサの詳しい育て方    

苗の選び方

ワスレナグサの苗を選ぶ際は、茎がひょろひょろと伸びて徒長していないことや、葉が黄色く変色しておらず緑が鮮やかなことがポイントです。また、根が過密になっていないか気を付けて観察しましょう。

植え付け・植え替え

ワスレナグサ
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植え付けの適期は、10月中旬~11月上旬か、翌年の3月頃です。ポットに種まきして育てた苗、または花苗店で入手した苗を植え付けます。ワスレナグサは春の定番の花として人気があり、安価で手に入れやすい草花の一つです。

【地植え】

土づくりをしておいた場所に、苗を植え付けます。こんもりと茂るので、複数の苗を植え付ける場合は20~30cmの間隔を取っておきましょう。植え付けた後に、たっぷりと水やりします。

【鉢植え】

鉢の大きさは、5~6号鉢に1~3株を目安にします。用意した鉢の底穴に鉢底ネットを敷き、軽石を1~2段分入れてから培養土を半分くらいまで入れましょう。

ワスレナグサの苗をポットから取り出して鉢に仮置きし、高さを決めます。水やりの際にすぐあふれ出すことのないように、土の量は鉢縁から2~3cmほど下の高さまでを目安にし、ウォータースペースを取るとよいでしょう。土が鉢内までしっかり行き渡るように、割りばしなどでつつきながら培養土を足していきます。最後に、鉢底からたっぷりと流れ出すまで、十分に水を与えましょう。寄せ植えの素材として、大鉢にほかの植物とー緒に植え付けてもOKです。    

なお、ワスレナグサは日本では夏越しが難しく、一年草扱いであることが多いので、基本的に植え替えは必要ありません。

日常のお手入れ

ワスレナグサは次から次へと咲くので、終わった花は早めに摘み取りましょう。株まわりを清潔に保つことで、病害虫発生の抑制につながります。また、いつまでも終わった花を残しておくと、タネをつけようとして株が消耗し、老化が早まって花数が少なくなってしまうので注意。花がらをまめに摘み取ると、次世代を残そうとして次から次に花がつき、長く咲き続けてくれます。     

剪定・切り戻し

ワスレナグサは、日本では基本的に一年草扱いなので、剪定や切り戻しは必要ありません。ただし寒冷地では多年草として育てることも可能です。夏越し前の切り戻しで、再度花を楽しめます。

花後、梅雨明け~初夏に草丈を半分ほどまで切り戻しましょう。風通しがよくなることで病害虫を防ぎ、株をすこやかに保てます。

増やし方

ワスレナグサの種まき
Kazakov Maksim/Shutterstock.com

ワスレナグサは種まきでも増やせます。ワスレナグサの花を広範囲にわたって楽しみたい場合や、費用をおさえたい場合には、ぜひ種まきに挑戦してみましょう。

ワスレナグサの種まきの適期は、10月頃です。タネを播くと、たくさんの苗をつくることができるので、花壇へたっぷりと群植させてみましょう。楚々とした風情の花ですが、群植させると迫力が出ますよ! 苗を入手するよりも安価になるのもメリットです。また、ワスレナグサは前年に植えていた花がタネをつけ、周囲にこぼれたタネから発芽して増えるほど、丈夫な植物。成功体験を得やすいので、ビギナーにもおすすめです。

【直まき】

ポットなどで育苗せずに、花壇に直接タネを播くことを「直まき」といいます。日当たりや風通しのよい場所を選び、種まきの1~2週間前に腐葉土や堆肥などを混ぜ込んで、ふかふかの土壌づくりをしておきましょう。タネを播く前日に、一晩水に浸けて吸水させておきます。花壇にタネをばらまきし、軽く土をかぶせて手で押さえます。発芽したら、苗が重なっているところや、込み合っている部分を間引いて調整します。間引く際は、ヒョ

ロヒョロと伸びたか弱い苗や、傷がついている苗など、生育が悪いものを選ぶとよいでしょう。最終的に株の間隔は20~30cmほどになるようにしましょう。

【ポットまき】

ビニール製の黒ポットにタネを播いて育苗することを「ポットまき」といいます。培養土は、赤玉土7、腐葉土3の割合で混ぜ合わせた配合土を準備しましょう。市販の種まき用にブレンドされた培養土を用いてもかまいません。タネを播く前日に、一晩水に浸けて吸水させておきましょう。黒ポットに用土を入れ、2~3粒ずつタネを播き、軽く土をかぶせて手で押さえます。発芽後、弱々しい苗は間引いて、最終的に1本残します。日当たりがよく暖かい場所で、適切に水やりをして管理しましょう。

ワスレナグサは寄せ植えに向いている?

ワスレナグサの寄せ植え
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一般に流通しているワスレナグサは草丈が20cm前後とやや低いので、鉢植えにして扱いやすい植物です。

ただし、40~50cmにまで成長する種類もあります。高性種は花壇向きなので、寄せ植えを目的にタネや苗を購入する際は、草丈のチェックを忘れずに。

ワスレナグサ
Oksana Shufrych/Shutterstock.com

ワスレナグサは一つひとつの花は小さいですが、開花期にはたっぷりと咲くので、主役としても脇役としても活躍してくれます。また、春の花の中でもワスレナグサのようなブルーの花色は少ないため、存在感を強く放ってくれます。調和しやすいパステルカラーなのでバランスが取りやすく、反対色にあたるオレンジ色のナスタチウムなどと組み合わせれば、メリハリの効いたカラーコーディネートにも利用できます。

ワスレナグサは丈夫で鉢栽培もしやすく、寄せ植えの相手を特に選びません。ビオラやパンジー、デージー、プリムラ、ネモフィラ、スイートアリッサムなど、開花期の合う植物と相性よくまとまります。

ワスレナグサは春の庭づくりにもおすすめ

ワスレナグサ
AnnaRoth108/Shutterstock.com

ワスレナグサは春の庭づくりにぴったりの花です。控えめなブルーの花色は、ほかの花の邪魔をしないので、名脇役として活躍します。こぼれ種でも増えるため、いつの間にか植えていない場所で花を咲かせていることも。

またワスレナグサの群生をつくれば、庭の主役になります。あえてほかの花を入れずにグランドカバーのように仕立てても素敵です。切り花にしても可憐なフラワーアレンジメントになります。

主役でも脇役でも活躍! ワスレナグサを育てよう

ワスレナグサ
Marina Shutterstock/Shutterstock.com

ワスレナグサは春先に咲くパステルブルーの花で、つい足を止めて見とれてしまうほど美しい花色が魅力です。花をたくさん咲かせる性質を生かして花の絨毯を演出してもいいですし、他の春の草花と寄せ植えして脇役としても活躍します。比較的丈夫で育てやすいワスレナグサを、ぜひ育ててみてはいかがでしょうか。

Credit 文 / 3and garden

スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。「ガーデンストーリー」書籍第1弾12刷り重版好評『植物と暮らす12カ月の楽しみ方』、書籍第2弾4刷り重版『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(2冊ともに発行/KADOKAWA)発売中!

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