ヤマボウシとハナミズキの見分け方

ヤマボウシは、ハナミズキと外見がそっくり。それもそのはず、ハナミズキは和名を「アメリカヤマボウシ」といいます。ヤマボウシは日本原産で、ハナミズキはアメリカ原産の外来種です。ヤマボウシは苞の先端が少し尖っているのに対し、ハナミズキの苞は全体に丸みを帯びているので、じっくりと見比べるとその違いが分かります。
ヤマボウシとハナミズキは、実の形状にも違いがあります。ヤマボウシの実はツヤがなく、表面に複数の突起があり、ほぼ正円形です。それに対し、ハナミズキの実は滑らかでツヤがあり、楕円形をしています。
樹皮もやや異なります。ハナミズキの樹皮にはひび割れがありますが、ヤマボウシの樹皮にはひび割れがありません。
また、花が咲く時期によって見分けることもできます。ヤマボウシの開花期は5〜6月で、4月中旬〜5月中旬に咲くハナミズキよりも遅く見頃を迎えます。
ヤマボウシは食べられる?
秋に実をつけるヤマボウシ。じつはこの実は食べられることをご存じですか? ここでは、ヤマボウシの実にスポットを当ててご紹介します。
実が食べられる!

ヤマボウシは、5〜6月に開花した後、9月頃に小さな実をつけます。表面は赤またはオレンジ色で、十分に熟したら食べることができますよ!
この実の利用の仕方はさまざま。生でも、乾燥させてドライフルーツとして楽しんでもOK。また、ジャムや果実酒に加工しても美味しくいただけます。果肉にはたくさんの種が入っていますが、香りがよく甘みがあります。マンゴーやバナナのような風味が特徴で、ビタミンやカロテン、アントシアニンなどが含まれ、疲労回復の効果があるとされています。
ジャムの作り方

熟した実をよく洗い、ヘタと硬い皮の部分を取り除き、ボウルに入れます。果肉を軽くつぶして砂糖を入れながら混ぜ合わせ、1時間ほど寝かせましょう。鍋に移して中火にかけ、沸騰したらザルなどで果肉をこす作業を繰り返します。こし終えたら火にかけて、木ベラで混ぜながら焦げないように水分を飛ばし、とろみが出てきたらレモンを加えて完成。冷えたら煮沸消毒しておいた瓶に入れて保存します。
ヤマボウシの実は意外に甘いので、砂糖は少しずつ入れて味見をしながら調整していくとよいでしょう。
果実酒の作り方

収穫したヤマボウシの実をよく水洗いし、ヘタと皮の硬い部分を取り除きましょう。キッチンペーパーなどで水気を拭き取り、煮沸消毒しておいた保存瓶に実を入れて実の3倍の量のホワイトリカーを入れます。ホワイトリカー1ℓに対し氷砂糖100g、レモン1/4個を目安に、作る量に合わせて氷砂糖とレモンを加え、しっかりふたをして寝かせましょう。2〜3カ月後に果肉を取り出し、さらに半年以上寝かせたら飲み頃です。
