ではなぜディーラーの整備費用が高いのか、元ディーラー営業マンが裏側を紹介します。
◆整備士ひとりあたりの「基準単価」が高い

整備費用は、基準工賃(時間単価)×整備時間で算出できます。例えば12,000円の基本工賃で2時間かかる点検整備をしたら24,000円となります。この単価が安い整備工場であれば、同じ作業をしたとしても費用が安くなる計算です。
ディーラーは、基本工賃が高い傾向にあるため、整備工場などと比較すると費用が高くなってしまいます。
◆メーカーの看板を掲げている以上、適当なことができない
整備士あたりの単価を高くしている背景に、「メーカーの看板を掲げている正規ディーラーだから」という理由もあります。ディーラーで行った整備は、一定期間保証を設けることでユーザーに安心感を与えています。「基本単価に保証料も含んでいる」と解釈してもいいでしょう。多くのディーラーはメーカーと直接的な資本関係を持たない別会社ですが、正規ディーラーである以上、メーカーの基準や方針に沿った整備対応が求められます。そのため、自ずと保証内容を充実させる必要があり、単価が上がってしまうのです。

