◆「長年普通に付き合ってきた相手が、ここまで変わるのか」
川本さんが今回の経験を振り返って最もつらかったと語るのは、「長年普通に付き合ってきた相手が、土地の問題でここまで変わるのか、ということです」
赤ちゃんの泣き声を「かわいいね」と笑顔で言ってくれた奥さんと、強硬に土地の境界線を主張し続けた旦那が、同じ家の人間だとは思えなかったという。
「代替わりや相続をきっかけに、昔は曖昧に済んでいた問題が突然噴き出すことがあるというのを、身をもって感じました」
古い住宅街に暮らす人、親の実家を遠方から管理している人、境界線に関する書類を一度も確認したことがない人——そういった状況に心当たりがあるならば、「問題が起きてから動く」では遅いかもしれない。
<構成/藤山ムツキ>
【藤山ムツキ】
編集者・ライター・旅行作家。取材や執筆、原稿整理、コンビニへの買い出しから芸能人のゴーストライターまで、メディアまわりの超“何でも屋”です。著書に『海外アングラ旅行』『実録!いかがわしい経験をしまくってみました』『10ドルの夜景』など。執筆協力に『旅の賢人たちがつくった海外旅行最強ナビ』シリーズほか多数。X(旧Twitter):@gold_gogogo

