◆口腔性交の前に「斉藤被告が思ったこと」

「ロケが全て終了し、斉藤さんが着替えるためにロケバスに乗ると、Aさんが乗り込んできました。斉藤さんは『あれ、もうAさんはバスに用がないはずだけどな。もう少し自分と一緒にいたいから、バスに乗ってきたんだろうな』と思いました。約10秒にわたる口腔性交が行われました」(弁護側冒頭陳述)
この弁解に対して、今年3月の第2回公判でAさんが出廷すると、こう証言した。
「斉藤のことが気持ち悪くて怖くて、近寄りたくない気持ちでした」(Aさん証言)
ロケバスに再び戻った理由についても語っていた。
「私のような素人が勝手な行動をすると迷惑がかかるし、私の荷物や着替えが斉藤の乗ったロケバスにあるからです」(Aさん証言)
◆検察側は「第三者証言から外堀を埋めている最中」か
今後の審理内容は、裁判で明かされていない。そんな見通しのつかない公判について、裁判専門の記者は見解を示す。「今回の事件はロケバス車内という密室で行われていて、犯行の目撃者もいません。検察側はAさんの証言の信用性を高めるために、直接の目撃者ではないものの、番組関係者などの第三者証言から外堀を埋めている最中でしょう」
通常、検察側の立証が終わった後に、弁護側が請求した証人尋問や被告人質問が行われる。この裁判では、初公判の前に争点などを絞り込む「公判前整理手続」が実施されており、少なくとも証人出廷する人物は決まっているはずである。
次回の公判は、6月2日(火)に決まった。
取材・文/学生傍聴人
【学生傍聴人】
傍聴歴7年、傍聴総数1000件超。 都内某私立大の大学院に在籍中の現役大学院生。趣味は御神輿を担ぐこと。高校生の頃から裁判傍聴をはじめ、有名事件から万引き事件など幅広く傍聴している。その他、裁判記録の閲覧や行政文書の開示請求も行なっている。

