HOSOO

「MATTER and SHAPE」は今、パリで注目されているデザインサロン。パリファッションウィークの期間中、チュイルリー公園で開催されます。


京都・西陣のHOSOOはHOSOO Artisanal Hempを展示しました。日本で1万年以上の歴史を持つヘンプ(大麻布)を機械で織ることに成功し、極上のテクスチャーの素材を現代によみがえらせたのだそうです。新たに開発したヘンプとあわせて、300年以上前の大麻布もアルミニウムの装置に展示。古い布にはそれぞれQRコードがついており、そこからさらに詳しい情報や細部がわかる写真などが見られるようになっていました。大麻布の歴史はストーリーに関心を持つ人も多いのか、HOSOOの細尾真孝社長に熱心に話を聞く人も目立ちました。
移りゆく時の中でも生き残っていく布。HOSOOのヘンプがまた歴史を積み重ねていっています。
ランバン
会場はパリ植物園内にある地質学・鉱物学ギャラリー。パリには驚くようなすてきな雰囲気の場所があるんだと、初めて行くショー会場を見るたびに思います。
アーティスティックディレクターのピーター・コッピングが手がけるランバンは、過去と現在の対話の中で進化しています。



2026年はランバンのメンズウェア誕生100年の記念すべき年でもあり、今回はマスキュリニティーとフェミニニティーの融合が表現されました。メンズウェアに着想を得たテーラードジャケットやコートは、タックやダーツやシャーリングによって体に沿うように再構築されています。誇張された帽子も印象的。創業者ジャンヌ・ランバンのキャリアの始まりは帽子職人であり、そのルーツを思わせるクロッシュを昇華させていました。
1920年代のアールデコの時代に独創的なデザインをしたジャンヌ・ランバンとパリのエレガントで奔放な「時代の空気」を、ピーター・コッピングが現代性と融合させながら巧みに表現していました。
