◆先週はムチ10連打で過怠金5万円…レーン騎手はどう動く?
もう1頭、エンブロイダリーと同じく過剰人気となりそうなのが、2年前のオークスと秋華賞を制したチェルヴィニアだ。こちらは近走やや不甲斐ない成績に終わっているが、D.レーン騎手の存在が心強い。レーン騎手といえば、先週のNHKマイルCでロデオドライブを勝利に導いたが、その陰には“やったもん勝ち”ともいえるムチ10連打があった。
アスクイキゴミとはわずかにハナ差で、レース後には“ルールを守った”同馬の鞍上、戸崎圭太騎手に同情の声もあったほど。レーン騎手はムチの使用について過怠金5万円の制裁を課されたが、受け取った賞金に比べれば些細な額といえるだろう。
もし今週のヴィクトリアマイルでもゴール前で接戦に持ち込めば、レーン騎手はお構いなしの策に出る可能性も捨てきれないが、ある程度、ルールに準じなければという意識はあるはずだ。短期免許期間はまだ1か月残っており、オークスや日本ダービーを前に今週は勝負度合いがそれほど高くないのではないだろうか。
以上の理由で、上位人気が予想される有力馬の中ではエンブロイダリーとチェルヴィニアの2頭を軽視したい。
◆ヴィクトリアマイルで毎年激走する“ディープ系血統”に注目

血統に詳しいファンならピンときたかもしれない、5頭は父がディープインパクト系という共通点を持つ。
実はディープインパクトの産駒もしくはその孫はほぼ毎年、ヴィクトリアマイルで馬券に絡んでいる。
ディープインパクトの初年度産駒が走った2012年から昨年までの14年のうち、“ディープインパクト系”の馬が3着以内に名前がなかったのは2015年の1度だけ。ディープインパクト産駒が減少したここ数年は、3頭のキズナ産駒が人気以上の好走で馬券に絡んでいる。

