◆ドロップオブライトの激走に期待したいワケ
今年はキズナ産駒が3頭、そしてトーセンラーとシルバーステートの産駒が1頭ずつ出走を予定しているが、この中で最も馬券的妙味がありそうなのが、超伏兵と呼べるドロップオブライトだ。同馬はもともと1200mで活躍していた短距離馬だが、昨秋の京成杯AHで久々に1600mを走ると、牡馬相手に2着と好走。12月にはトップハンデ56kgを背負って、同じく1600m戦のターコイズSを制した。
その後は阪急杯でソンシの3着に好走したが、1番人気に推された前走・愛知杯は10着と大敗。今回は注目度も大きく落としている。ただし、前走の大敗は、スタート直後に大きな不利を受けてのもので、度外視可能な敗戦だった。
奇しくもドロップオブライトを管理する福永祐一調教師は、先週のNHKマイルCにダイヤモンドノットを送り込み、悔しい思いをしたばかり。こういう時は得てして、1週遅れのG1制覇を期待したくなる。
鞍上は天皇賞・春でヴェルテンベルクをあわやの2着に導いた松若風馬騎手。ここで2週前の雪辱を果たす可能性は十分ある。今年のヴィクトリアマイルは、ディープインパクト系の5頭、中でもドロップオブライトの激走に期待したい。
文/中川大河
【中川大河】
競馬歴30年以上の競馬ライター。競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。競馬情報サイト「GJ」にて、過去に400本ほどの記事を執筆。

