脳トレ四択クイズ | Merkystyle
「6人目が生まれた。女の子」孫の写真なし、既読スルー…息子家族に“貯金2,100万円”を食い潰された年金13万円・72歳母の悲哀。ついに拒んだ孫の修学旅行代、途端に消えた「ばあば」の居場所

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息子夫婦のどんぶり勘定経営

美容室は本来、日銭の入る現金商売です。一定の売り上げがあり、正確な出納管理さえできていれば、資金繰りに困るリスクは低い業種のはず。

ところが近年は、電子マネーやクレジットカードでの支払いを希望する客がほとんどです。手元に現金を置かなくていいので便利な反面、売上が口座に入金されるのは数週間〜1ヵ月後。日々の仕入れや家賃、光熱費、材料費の支払いとのタイムラグが生まれます。本来であれば、このズレを見越して資金を寄せておかなければなりません。決済手数料も安くはなく、利益が削られることも計算しておくべきです。

しかし息子夫婦には、それができませんでした。手元にいくら残っているのか、来月いくら入ってくるのか、いくら払わなければならないのか、そもそも数字を把握する習慣がありません。レジに入っている現金を「いま使えるお金」と勘違いし、生活費や経費の支払いに使ってしまう――。冷静に資金繰り表を作れば難しくないはずの経営規模なのに、お金の出入りがまったく把握できなかったのです。

加えて、息子Rさんは見栄っ張りの性格でした。成功した美容師であると自分を勘違いしてしまい、経費を常に節約するという事業経営の基本中の基本ができていませんでした。富裕層相手に自分の格を高くみせようとして、高級輸入車を買って店の外に飾ったり、高級時計を身に着けてみたり、SNSでそれをみせびらかしては、Rさんに憧れる「信者」のようなフォロワーにチヤホヤされてご満悦の様子。

「店の格を上げるため」「富裕層の生活感覚に合わせるため」「ケチは成功しない」「これからはSNS集客だ」などといいながら、その実、見栄のための浪費を繰り返しました。妻もまたそれを止めるだけの金銭管理の能力がない。美容師という職人としては一流の2人も、経営者としては三流以下だったのです。子供のお小遣い帳レベルの記帳ができません。

当然ながら資金繰りに困ることが多く、不足分を消費者金融から借りてしのいだり、母Kさんに泣きついてはお金を借りたりしましたが、それらの返済すらできなくなり、最後は廃業となりました。母への返済は1円もできていません。

さらには店の原状回復工事費用150万円も息子Rさんには払えず、それもまた母Kさんの負担に……。それなのに息子夫婦には子供が増えていく状態でした。

生活費がない夫婦から、ことあるごとに「お金を貸してほしい」と懇願される母Kさん。息子の事業失敗に心を痛めたこともあり、その都度蓄えからお金を渡していたのですが……。

気難しくなった性格でトラブルを呼ぶ息子と、インフルエンサー気取りの妻

店を廃業してから、息子夫婦はどちらも自己破産。息子Rさんはまた美容師として勤めに出ましたが、プライドが邪魔をして店ではたびたび問題を起こしては転職を繰り返します。行く先々でオーナーと店の方針を巡って口論になること、オーナーから「お前は社員であって経営者ではない」と諭されることも。

かつての富裕層のお客さんはもう誰一人ついてきません。人当たりのよかったRさんは気難しくなり、表情もどこか暗く、近寄りがたいのです。指名客は少なく、担当するのはどの店でも新規客ばかり。自分の高い技術の需要はなく、求められるのはいかに安く、早く終われるかだけ。そのストレスがまた自分の顔つきを悪くし、リピートはないという有様です。当然ながら収入は低く、手取りで月20万円に届きません。

一方で、妻Uさんはというと、そのような状況でも美容師として働きに出ることはありませんでした。最近はなにやら「美容系インフルエンサー」を気取り、Instagramなどで収益を得たいと考えているようですが、現状は無収入です。フォロワーは500人程度。一定の人気はあるようですが、趣味の域を出ません。

お金がなく、国民年金も国民健康保険も滞納しているにもかかわらず、今度は6人目の子供を妊娠中です。「もう少し、お金と相談して子供を作ったらどう?」と母Kさんはいいそうになりますが、我慢しています。子供夫婦の出産に意見を挟むのは親として最低だと思う一方で、結局お金が足りなくなって自分にすがるのだろうという恐怖があります。

「その賑やかな大家族の生活費を出すのは私なのよね」と母は心で思いながらも、孫たちが駆け寄ってくるとすべてを忘れてしまいます。しかし、ものすごい勢いで貯蓄は少なくなっていきます。母Kさんが年金以上の収入を得ることは不可能である以上、貯蓄が減っていくのは恐怖でしかありません。息子夫婦の金銭管理の能力の低さは、もしかしてどこかおかしいのかと思い悩むこともしばしば。

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