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「年間60本ペース」は想定外だった…村上宗隆、“イチロー超え指標”が示す「異次元の存在感」

「年間60本ペース」は想定外だった…村上宗隆、“イチロー超え指標”が示す「異次元の存在感」

◆勝負弱さが課題も…“とある指標”で示された驚異の得点力

 あえて村上の課題を一つ挙げるとすれば、やや勝負弱さがあるところだろう。得点圏打率は.152で、本塁打の数に比して、打点がそれほど伸びていない。走者がいる場面では、相手バッテリーも村上を警戒し、まともに勝負していないと想像できるが、せめて得点圏打率を2割台には乗せておきたいところだ。

 村上の今季の打撃傾向を見てきたが、ここで紹介したいのがRC27という指標だ。RC(Runs Created)とは、打者が攻撃においてどれだけの得点を創出したかを表したもので、安打や四球、盗塁、犠打、犠飛など多くの項目を計算式に当てはめてはじき出す。そのRCを1試合のアウト数27で割ったものがRC27である。

 つまり、あくまでも仮定の指標ではあるが、1番から9番まで同じ打者が打席に立ち続けた場合に、9イニングに得点がどれだけ入るかがわかるというものだ。

 計算式には幾つかのバリエーションがあるが、ここでは米国の大手スポーツサイト『フォックススポーツ』に掲載されているRC27をピックアップした。

 同サイトによると、18日時点の村上のRC27は7.21。これは規定打席に達しているメジャー全打者の中で20位に位置している。

 両リーグトップはアストロズのヨルダン・アルバレスで10.53。9.00以上をマークしているのは、他に2位ベン・ライス(10.05、ヤンキース)と3位シェイ・ランゲリアーズ(9.18、アスレチックス)の2人しかいない。


◆1年目の大谷・イチローと比較してみると…

 村上はそんな上位組には及ばないものの、1年目で堂々トップ20に入っている。今季はやや打撃不調ではあるが、大谷翔平の6.68を上回っている点も見逃せない。

 ちなみに大谷がルーキーイヤーの2018年に打者として残したRC27は7.40だった。つまり、村上は“得点力”という点で、1年目の大谷に肉薄していることになる。

 また、四半世紀前に日本人打者として初めてメジャーに挑戦したあのレジェンドの1年目も確認しておくと、2001年のイチロー氏(当時マリナーズ)のRC27は7.13だった。

 村上の7.21は開幕からまだ2か月足らずの暫定数値ではあるが、メジャーを席巻したイチロー氏が1年目にマークした得点力を上回るペースというのは驚きだろう。

配信元: 日刊SPA!

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