水まわりのリフォームは、まとめて行うと費用を抑えやすくなります。
「お風呂がすぐにカビてしまう」「トイレが汚れやすい」などの悩みを抱えているなら、思い切ってお風呂とトイレを一気にリフォームしてみませんか?
ただ複数箇所をまとめてリフォームするとなると、費用面が心配ですよね。
そこで本記事では、お風呂とトイレをセットでリフォームするときの費用と工期、メリットなどをわかりやすく解説します。
リフォーム事例や後悔しないためのポイントなどもお伝えしますので、水まわりのリフォームをできるだけお得に、無理なく進めたい方は、ぜひ参考にしてください。
1. お風呂・トイレをセットでリフォームする費用相場と期間
お風呂とトイレをまとめてリフォームするとき、まず気になるのが「実際にいくらかかるのか」という点ではないでしょうか。
ここでは、設備のグレード別の費用目安や、別々に工事した場合との違い、工事期間の目安を解説します。
1-1. 【グレード別】セットリフォームの費用目安
| グレード | お風呂+トイレ |
|---|---|
| ローグレード | 75万~85万円 |
| ミドルグレード | 110万~130万円 |
| ハイグレード | 165万~185万円 |
※間取り変更や設備移動なし。ユニットバスからユニットバスへのリフォームを想定
※費用は、記事作成時点の参考価格です。中東情勢の影響による資材価格の高騰に伴い、実際のリフォーム費用が異なる可能性もございます。最新の費用については、お見積もり時にご確認ください。
| グレード | 特徴 |
|---|---|
| ローグレード | 必要最低限の機能とシンプルなデザインで、費用を抑えられる |
| ミドルグレード | 断熱浴槽や防汚加工の床材など機能と価格のバランスがよい |
| ハイグレード | 高級感のある素材や自動洗浄など、快適性と満足度が高い |
グレード決めはとても大切な部分なので、もう少し詳しく説明します。
■ローグレードローグレードは標準仕様のユニットバスや基本機能の温水洗浄トイレなど、必要最低限の機能を備えたグレードです。
選べる素材やデザインはシンプルなものが中心で、「きれいになれば十分」「できるだけ費用を抑えたい」という方に向いています。
■ミドルグレード
水まわりのリフォームでもっとも多く選ばれているのが、ミドルグレードです。
断熱性が高い浴室に、フチなし・節水タイプのトイレなど機能性に優れています。
悩んだら、まずは満足度の高い基準となるミドルグレードから検討を始めてみるのがおすすめです。
■ハイグレード
よりデザイン性や快適性を高めたい方は、ハイグレードが向いています。
自動洗浄機能や除菌機能、ミストサウナ付きの浴室や、自動開閉・洗浄付きのトイレ。カラーバリエーションや素材の選択肢も豊富で、満足度を高めやすいのが特徴です。
豊富なパーツや素材を組み合わせることで、まるでホテルのような非日常感のある特別な空間にすることもできます。
【どのグレードを選んでも耐用年数は同じ】
「グレードが高いほうが長持ちしそう」と思われがちですが、実はどのグレードを選んでも、設備そのものの耐用年数は変わりません。
違いが出るのは、使いやすさ、掃除のしやすさ、快適性といった部分です。
そのため、価格だけで判断するのではなく、「今抱えている悩みをどこまで解消したいか」を基準に選ぶことが大切です。
1-2.別々でリフォームした時の費用とどれくらい変わる?
お風呂とトイレを別々にリフォームすると、それぞれに工事費や諸経費がかかるため、セットで行うよりも総額が高くなるケースがほとんどです。
費用目安を見てみましょう。
| ローグレード | ミドルグレード | ハイグレード |
|---|---|---|
| 61万~76万円 | 70万~87万円 | 94万~150万円 |
※ユニットバスからユニットバスへのリフォームを想定。費用は、記事作成時点の参考価格です。中東情勢の影響による資材価格の高騰に伴い、実際のリフォーム費用が異なる可能性もございます。最新の費用については、お見積もり時にご確認ください。
トイレにはお風呂のように明確なグレード分けがなく、「標準タイプ」か「高性能タイプ」かによって費用が変わります。
| 標準 | 高性能 |
|---|---|
| 18万~38万円 | 35万~50万円 |
※費用は、記事作成時点の参考価格です。中東情勢の影響による資材価格の高騰に伴い、実際のリフォーム費用が異なる可能性もございます。最新の費用については、お見積もり時にご確認ください。
標準タイプは、便器・タンク・便座(ウォシュレット)が一体型になっている一般的なモデルで、高性能タイプには、タンクレストイレや自動洗浄機能付きトイレなどがあります。
【セット工事と比べるとどれくらい違う?】費用目安をみるとわかるように、同じ工事内容でもまとめて行うか、2回に分けるかで、費用総額に大きな差が出ます。
| セットリフォーム | 別々でリフォーム | |
|---|---|---|
| ローグレード浴室+標準仕様トイレ | 75万~85万円 | 79万~114万円 |
| ハイグレード浴室+高性能トイレ | 165万~185万円 | 129万~200万円 |
費用差は5万〜30万円前後ですが、予算に余裕があればオプション類を追加したり、グレードアップしたりすることができます。
【セットリフォームで浮いた分の予算の使い方】セットリフォームによって浮いた予算は、設備の満足度を高めるために活用するのがおすすめです。
20万〜30万円ほどの余裕ができたときには、次のような使い方があります。
床や壁の素材をグレードアップする
浴槽を高断熱タイプや人造大理石浴槽などに変更する
浴室暖房乾燥機・ジェットバスなどを追加する
脱衣所の床材と壁紙もあわせて交換する
これらはあくまで一例なので、他にもいろいろな選択肢があります。
浮いたお金をそのまま残すのも一案ですが、水まわり設備は少しの追加投資で、快適性・安心感・満足度が大きく変わるので、担当者と相談しながらよく検討してみてください。
1-3. 工事期間は何日かかる?生活への影響は?
お風呂・トイレのセットリフォームにかかる工事期間は、3日〜10日前後が目安です。
工事内容や住宅の状態によって前後しますが、基本的には1週間前後で完了します。
| リフォーム内容 | 工期 |
|---|---|
| ユニットバスからユニットバス | 3日〜5日 |
| 在来浴室からユニットバス | 4日~10日 |
| トイレ | 半日~1日 |
工事期間中は、一時的にお風呂やトイレが使えなくなります。
トイレの工事は、半日から長くても1日程度で終わるので、近隣の施設を利用するなどすれば、日常生活に大きな支障が出る心配はないでしょう。
一方、浴室は3日以上使えなくなるケースが多く、その間は浴室を使えません。
住みながらのリフォームは可能ですが、工事期間中は銭湯や親族宅の利用など、使えない期間の代替手段を考えておきましょう。
2. お風呂とトイレをセットでリフォームする3つのメリット
いくら「お得」といっても、まとめてリフォームをすると一度に支払う金額はどうしても大きくなります。
しかし、それでもセットリフォームをおすすめするのは、次のようなメリットがあるからです。
2-1. 諸経費の重複をカットできる
リフォーム費用の中には、設備代のほかに次のような「工事に付帯する費用」が含まれています。
養生費
廃材の運搬、処分費
現場管理費
職人の手配、出張費
これらの費用を合わせると、数万円〜20万円ほどかかります。
お風呂とトイレを別々で行うとこれらの諸経費が2回分かかりますが、まとめてリフォームすれば重複分をカットできるので、結果的に費用を抑えることができます。
2-2. 工期が短縮できる
セットリフォームは、スケジュールの短縮にもつながります。
リフォーム計画を進める際には着工までに次のような準備が必要になりますが、まとめてリフォームすることで、これらの作業を1回で済ませられます。
打ち合わせ
現地調査
設備選び
工事日程の調整
打ち合わせの時間と手間の負担を軽減できるのはもちろん、工事自体も同時進行ができるので、工期の短縮にもつながるでしょう。
2-3. 老朽化を同時に解消することで、将来のトラブルを防げる
お風呂とトイレは、一般的に15年〜20年がリフォームの目安とされています。
築20年以上経つ住宅ではどちらもリフォーム時期を迎えているため、片方をリフォームした数年後に、もう一方が故障してしまうことも少なくありません。
リフォームの回数が増えると、そのたびに打ち合わせの手間や諸経費がかかり、結果的に負担が大きくなります。
しかし、セットでリフォームしておけば、費用や時間を抑えられるだけでなく、設備の交換時期もそろえられます。
次回のリフォームもまとめて行いやすくなるので、長期的な負担軽減にもつながるでしょう。

