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あおり運転の“加害者”に訪れた悲劇。警察の登場に大慌て、車が縁石に乗り上げて…黄色いラインをはみ出して追い越し「知らないと痛い反則金額」も

あおり運転の“加害者”に訪れた悲劇。警察の登場に大慌て、車が縁石に乗り上げて…黄色いラインをはみ出して追い越し「知らないと痛い反則金額」も

◆■「無理な追い越し」が、人生を畑に突っ込ませる前に

今回ご紹介した2つのエピソード。どちらにも共通するのは、あおり運転をした側がセンターラインを軽々と越え、無理な追い越しに走った結果、自らの首を絞めることになった——という構図でした。「ちょっとくらい大丈夫」「誰も見ていない」。そんな油断が、通報や、文字通り「畑への直行便」という形で跳ね返ってきてしまうのが、現代の道路の現実です。

実は、追い越しに関するルールは、私たちが思っている以上に細かく定められています。

まず、エピソードの中でも繰り返し登場した「黄色いセンターラインをはみ出しての追い越し」。これは明確な道路交通法違反で、普通車であれば反則金9,000円、違反点数2点が科せられます。「ちょっとはみ出しただけ」では済まされず、対向車との重大事故にもつながりかねない、れっきとした危険行為です。

さらに、2026年4月に施行された改正道路交通法では、車が自転車などの右側を通過する際の新ルールが創設されました。

【自動車等が自転車等の右側を通過する際の新ルール】

自転車との間に十分な間隔を確保するか、それが難しい場合はその間隔に応じた安全な速度での進行が義務付けられました。違反した場合は、3か月以下の拘禁刑または5万円以下の罰金、反則金(普通車7,000円)、違反点数2点の対象となります。

これまで「車が自転車をギリギリで追い抜く」光景は、残念ながら日常的に見られるものでした。しかし、これからは明確な違反行為となり、ドライブレコーダーの映像から立件されるケースも増えていくかもしれません。

◆知ってた?「黄色と白」が並んでいるセンターラインの意味

ところで、エピソード2の運転手が無視した「黄色いセンターライン」。実は複数のパターンがあり、よく見ると道路によって線の引かれ方が違うことに気づきます。

たとえば、道路でたまに見かける「黄色の実線」と「白の破線」が並んで引かれているパターン。これ、実は自分の走っている側の線だけを見ればいいというルールなんです。

自分側が「白の破線」なら、対向車に注意しながらはみ出して追い越しOK。一方、自分側が「黄色の実線」の場合は、たとえ反対側が白の破線でも追い越し(のためのはみ出し)は禁止です。「両側に違う線が引かれてるなんてズルくない?」と思うかもしれませんが、これは見通しの良し悪しが場所によって変わる、つづら折りのカーブなどで採用されている合理的な仕組みなのだそうです。

黄色実線
中央に並ぶ2本のライン。左(自車線側)が黄色実線なら追い越しのためのはみ出しは禁止、右(対向車線側)の白破線は対向車にとって”はみ出し可”の意味。自分側のラインで判断するのがルール(※画像生成にAIを利用しています)
ちなみにもう一つ、意外と混同されがちなのが「追い越し」と「追い抜き」の違い。法律上、車線変更を伴って前の車の前に出るのが「追い越し」、車線変更せずに前に出るのが「追い抜き」と、別物として扱われています。黄色実線で禁止されているのは前者の「追い越しのためのはみ出し」であって、後者は別ルールが適用される——というのも、知っていると少しドヤれる豆知識かもしれません。

エピソード2の運転手は、まさにこの「黄色実線をまたいでの追い越し」に走った結果、対向トラックに幅寄せされて畑へ直行……。線の色と種類は、ドライバーへの「ここは危ないよ」という道路からのメッセージ。知っておくと、あおられたときも冷静に距離を取れる判断材料になりそうです。

配信元: 日刊SPA!

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