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順調だったバジルが突然全滅…⁉︎ 近年急増する大敵『べと病』から株を守る4つの対策

順調だったバジルが突然全滅…⁉︎ 近年急増する大敵『べと病』から株を守る4つの対策

メボウキ(バジル)べと病(Basil downy mildew)とは

カビ(Peronospora belbahrii )が原因の病気で、2003年にイタリアで発見され、急速に世界中に広がりました。葉に黒っぽいしみができて黄化し、最終的に葉がすべて落ちて枯れます。また胞子が風で飛んで空気伝染するので、いったん発病すると急速に付近の株に伝染してすべての株が枯れてしまいます。薬剤を使用しても発病後は効果が低く、予防的に薬剤散布します。

多湿な環境を好むので、雨が多かったり、風通しが悪いと発生します。また、昼と夜の温度差が激しいと夜露が降りて、べと病が発生しやすくなります。発生しやすい時期は、花が多く咲き始めた夏の終わり頃から秋頃、または梅雨時です。

① 発生初期:一部の葉が黄化、または黒っぽいしみが見られる

バジルのべと病
Korrakot/Shutterstock.com
バジルのべと病
JSpataro/Shutterstock.com

② 葉の落葉が続いている状態

バジルのべと病
The natures/Shutterstock.com

③ ほとんど葉が無くなった状態

バジルのべと病
The natures/Shutterstock.com

べと病の対策

耐病性の高い‘カンピオーネ’
撮影/小川恭弘

日当たりと風通し、水はけのよい環境で育てる

水はけのよくない場所では畝を作るか、周囲より土を高く盛った場所に植えます。また株間をあけて風通しのよい環境で育てましょう。枝葉があまり茂らないよう、適度に収穫を繰り返すのも効果的です。

こぼれ種から育てない 

バジルは前年度のこぼれ種からよく発芽します。しかし、べと病は種子から感染するので、べと病が発生した場所でこぼれ種から芽が出た場合は処分してください。また前年度に病気が発生した場所も避けたほうがよいです。

亜リン酸肥料で防除 

亜リン酸肥料を使うことでべと病の予防に効果があります。液体タイプの肥料でも効果があります。他の肥料より高価で入手がやや難しいので、ネット通販や専門の種苗店などの利用がおすすめです。

べと病に強い品種を選ぶ

イタリア語でチャンピオンの意味の「カンピオーネ(Campione)」は、べと病の耐性が強い品種として知られています。他にトキタ種苗作出の「TSGI−217」もべと病耐性が強いです。

べと病対策は、べと病に強い品種を植えるのが非常に効果的です。ただし、べと病は変異が激しく、耐性のある品種でもべと病が発生する可能性があります。他の方法と組み合わせてべと病に対処するようにしてください。

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