◆親への思いが生活破綻の要因に
![[新型貧乏]の法則](https://assets.mama.aacdn.jp/contents/210/2026/5/1779753679792_hpqwk3pjkp.jpg?maxwidth=800)
都内近郊の公営住宅。段ボール箱が積まれた6畳一間で、シングルマザーの田端恵美さん(仮名・45歳)は深いため息をつく。多くが美談として語られる「親孝行」だが、親への思いが生活破綻の要因となることもあるのだ。介護ヘルパーとスーパーでの品出しのアルバイトで生計を立てる田端さんの年収は13歳になる娘の児童手当を含めて約260万円、手取りで毎月17万円ほどだ。
家賃は2万円台と激安だが、常に赤字と語る彼女の家計を圧迫する最大の要因は、同居する母親(70代)の存在だ。いわゆる“年金暮らし”だが、母親が家にカネを入れることはない。
「家賃や光熱費などの固定費を含む生活費はすべて私の負担。普段は食事も作りますが、よく仕事で家を空けるので、配食サービスや飲み物の定期便で月3万5000円。最近は、母の持病のため、医療費が3万円に上る月もあります」
母親は一銭も払わないどころか、毎週1万円の小遣いを田端さんに無心する始末。
◆暴食とギャンブルの挙げ句孫のお年玉に手をつける
「デパ地下の総菜を買い込んでは、『物価高でパンが高い』とぼやいている。以前、母のマイナンバーカードを探すため財布を確認したら、パチンコ店のポイントカードが2枚出てきて言葉を失いました」一家共倒れの危機を感じた田端さんは先月、母を説得し、家計の一括管理に乗り出した。
「預かった年金口座の残高はたった120円。つらすぎて娘に話すと、娘がもらったお年玉から1万円を借金していたことが判明したんです。財布から千円札が消えたことも一度や二度ではないようで、我が家では現金は“ミニ金庫”に入れて管理しています」

