◆「毒親ぶりはさらに強まった」
![[新型貧乏]の法則](https://assets.mama.aacdn.jp/contents/210/2026/5/1779753679792_d5yhdwden76.jpg?maxwidth=800)
「常にイライラしていて『誰のおかげで子育てできると思ってるんだ』と恩着せがましく言うんです。娘には『宿題は?』『帰りが遅い』など過干渉になり、辟易しています」
なぜこうなってしまったのか。その原点は30年前にさかのぼる。中学3年生で両親の離婚を経験した田端さんは、家計と小遣いのため、年齢を偽り、スナックで働き始めた。
「最低賃金650円の時代、時給1500円のスナックは破格のバイト。そこでお金を稼ぐ味をしめてしまいました」
高校卒業後にはキャバクラに“就職”。一時は高級ソープ店に在籍し、100万円の月収を手にした時期もある。
「“大黒柱”を前に母は何も言えず、性の仕事もなかば公認。私も『女手一つで育ててくれた母に親孝行するのは当たり前』と思い、誕生日には20万円ほどの大金を渡していました。今思うと金銭感覚がバグってましたね(苦笑)」
◆現在の仕事にシフトすると収入は激減
転機は12年前。未婚の母となり、「娘のため安定した職に就きたい」と現在の仕事にシフト。収入は激減した。「子供の入園前の大変な時期、頼れるのは母だけでした。私も世話してもらう負い目から財布の紐が緩みがちになり、母の経済的依存は、さらにエスカレートしていきました」
今も田端さんは3万〜5万円の赤字を補うべく、月数回、性的サービス店に出勤している。
「年々、教育費がかさむ中、背に腹は代えられない。娘も学校指定の裁縫セットなど、“皆と同じもの”が買えないと不憫ですから……」
親孝行に潜む経済的困窮について、カウンセラーの川島崇照氏は次のように語る。
「数ある人間関係のなかで親から受ける影響は甚大で、無意識のうちに子供の心に与えた深い傷は、生涯にわたり悪影響を及ぼし続ける。いわゆる“毒親”の状態です」

