◆重装備が必要な現場は“過酷さ”も段違い
動物の死骸が放置されている現場などでは、感染症対策として厳重な装備が求められる。「空気感染のリスクを避けるため、分厚い防護服を着用することがあります。通気性がまったくないので、気温がそれほど高くなくても内部はかなりの高温になります。いわばサウナスーツのような状態で、自分の体温でどんどん熱がこもっていくんです。夏場でなくても熱中症になることがあり、実際に倒れたスタッフもいました。こうした作業環境も、費用が上がる要因の一つです」
◆“汚染レベル”で費用は大きく変動

「現場の汚染レベルによって大きく変わります。体液や汚物に加え、ハエやゴキブリなどの害虫が発生しているケースでは、すべての処理が必要になり、費用が跳ね上がります。逆に深刻な現場であっても、依頼が“再び住める状態にする”のではなく、“解体業者に引き渡す前の最低限の清掃でよい”という内容であれば費用は下がります」
もちろん、作業日数や人員も費用に直結する。
「基本的に清掃は1日では終わらず、初日に作業、翌日にチェックと仕上げを行います。1人で対応できる現場は安くなりますが、2人以上必要な場合は人件費が上乗せされます」

