◆ロブチェンとリアライズシリウスの“2強構図”に

そのロブチェンは17番枠、リアライズシリウスは11番枠と外目の枠に入った。どちらも理想は真ん中より内枠だったはず。当日の馬場がどうなるかだが、ダービーでありがちな“グリーンベルト”がラチ沿いに出現するようなら、2頭の間に割って入る新星が現れてもおかしくないだろう。
それでもこれまでの走りから、ロブチェンが戴冠に最も近い存在なのは間違いない。血統的にも父ワールドプレミアが長距離G1を2勝したマラソンランナーだったため、皐月賞からの2ハロン延長は歓迎という見方が大半だ。
◆ディープインパクトの孫は「ダービー未勝利」という不吉データ
しかし、ワールドプレミアの父、つまりロブチェンの祖父“ディープインパクトの血”が、孫の二冠達成を阻む可能性がある。日本近代競馬の結晶とまで呼ばれた三冠馬ディープインパクト。ご存じの通り、種牡馬としても大成功を収め、これまでダービー馬を7頭も輩出している。しかも、その偉業をたった13世代で達成しているというから驚きだ。
まさに“ダービー馬はダービー馬から”という格言を実践していたわけだが、実はディープインパクトの孫はいまだダービー未勝利である。父系の孫は昨年まで【0-1-0-17】とサッパリで、2着のジャステンミラノも1番人気を裏切ってのもの。
さらに母父ディープインパクトの産駒も【0-1-1-5】という成績が残っている。ディープインパクトの孫は、通算25戦全敗で今年のダービーを迎えることになる。
オカルトチックといえばそれまでだが、ロブチェンにとっては何とも嫌なデータともいえるだろう。そして今年はフルゲート18頭のうち、ディープインパクトの孫が半数の9頭にも上る。
ロブチェン以外には、皐月賞5着馬フォルテアンジェロ、東京スポーツ杯2歳S覇者のパントルナイーフ、そして3つの前哨戦を勝利したゴーイントゥスカイ、コンジェスタス、メイショウハチコウなどだ。

