
大切に育てている植物の葉に穴が空き、黒いフンが落ちているのに虫の姿が見えない…その犯人は、夜間に活動する「ヨトウムシ(夜盗虫)」かもしれません。食欲旺盛で、放っておくと一晩で植物を丸坊主にしてしまうこともあります。さらに、成長すると薬剤が効きにくくなるため、被害を最小限に食い止めるには早期発見と対処が不可欠です。大切な植物を守るため、手遅れになる前に知っておきたいヨトウムシの初期対策を分かりやすく解説します。
こんな被害、出ていませんか?


次々に花が咲き、植物がぐんぐん成長する5−6月。この季節、ガーデンを見回っていると、虫の姿は見えないのに、かすり状に半透明になった葉や大きな穴があいた葉を見つけたり、半分にかじられたバラのつぼみを見かけたり、また葉の上に点々と黒いフンがのっていることがあるかもしれません。もし心当たりがあるガーデナーさんは要注意! 初夏に発生報告が増える害虫、ヨトウムシに狙われているサインです。ヨトウムシはキャベツなどの野菜やバラ、草花などほとんどの植物につき、葉や花を食害します。2026年も季節の進みが早く、ヨトウムシも例年より早くから発生しているよう。すでにSNSでもヨトウムシの発生に関する嘆きの声がいくつも投稿されています。
ヨトウムシとは

ヨトウムシは、ヨトウガという蛾の幼虫のことで、ハスモンヨトウやシロイチモジヨトウの幼虫も、まとめてヨトウムシと呼びます。漢字では「夜盗虫」と書くように、昼間は地中や葉陰に潜んでいて、夜に活動する害虫です。そのため、昼間はなかなか見つけにくいのが特徴。非常に食欲旺盛で、大きく育った幼虫はひと晩で花や葉をパクパク食べ尽くすので、朝には丸坊主の無残な姿になってしまい、悔しい思いをするガーデナーも多いです。しかも成長するにしたがって薬剤が効きにくくなるとされる厄介な害虫なので、できるだけ初期のうちに対策をすることが重要です。

