ヨトウムシ発生時の初期症状と注意すべきサイン

ヨトウガ(成虫)は飛来すると、葉裏に100~200個もの卵をまとめて産みつけます。ふ化直後の幼虫は葉裏に群生し、裏側から葉を食べるため、葉表を残してかすり状に食害された痕が残ります。このかすり状に半透明になった葉があれば、ふ化直後のヨトウムシがいるサインかも。葉をめくって裏にヨトウムシがいないか確かめましょう。
成長したヨトウムシは分散して食害するようになり、また葉や花に穴があきます。葉脈を残して葉に大きな穴があいたり、葉の上にフンがあるなど食害の痕跡はあるのに、犯人の虫が見当たらない場合、株元の土の中や葉裏、葉陰をよく観察したり、夜にパトロールしてみると見つけることができるかもしれません。ヨトウムシがいたら、見つけ次第捕殺します。

ヨトウムシの発生と対策の時期は今!
ヨトウムシの対策ポイントは、できるだけ発生初期のうちに叩くこと。特に卵塊の状態や、ふ化直後の群生している状態であれば、問題の葉を切り取って処分するだけでOKです。しかし成長してからでは被害が大きくなるだけでなく、ヨトウムシが分散してしまうので、一網打尽にすることはできません。成長すると薬剤も効きにくくなるため、早めに対処することが重要です。

ヨトウムシが発生しやすい時期は、初夏と秋の年2回。初夏は4~6月、秋は9~12月に発生します。4月に羽化したヨトウガがすぐに卵を産み付け、その後成長したヨトウムシは土の中で蛹(さなぎ)になり、9月に成虫になって葉裏に卵を産みます。そして11月に蛹になったヨトウムシが地中で越冬し、また4月に羽化する、というライフサイクルを繰り返します。このライフサイクルの中で、まだ葉裏に群生しているヨトウムシを効率的に防除できるベストタイミングは、5月中旬と9月上旬。ぜひこのボーナスタイムを逃さないよう、ヨトウムシの発生サインをチェックして、早期発見・対処に努めましょう。
