ヨトウムシの対策方法
先に触れたように、ヨトウムシの最も効率的な対策は、発生初期の群生している段階で、葉っぱごと処分してしまうこと。そのためにも、ヨトウムシの発生シーズンには害虫発生のサインが現れた葉裏のチェックを欠かさずに行いましょう。そのほかのヨトウムシ対策には、次のようなものがあります。
薬剤を利用する
薬剤を利用してヨトウムシの対策をする場合、定植時に土に混ぜるタイプの殺虫剤を使うか、発生初期に適用のある薬剤を散布します。ふ化直後の幼虫は葉裏にいることが多いので、葉裏も忘れずにしっかり散布しましょう。
トラップを仕掛ける
ヨトウムシは米ぬかを好み、地面に穴を掘って米ぬかを入れたり、米ぬかを入れた容器を埋めておくと、おびき寄せることができるとされています。おびき寄せたヨトウムシは捕殺しましょう。成虫を誘引・捕殺するフェロモントラップも市販されています。また、夜行性のヨトウガは、明るい環境では行動が鈍るため、防蛾灯を利用するのも効果が期待できます。ただし、夜間に明るい環境を保つと、植物の生育に影響が出る可能性もあるので注意しましょう。
初夏はヨトウムシ対策も忘れずに!

さまざまな花が開花し、美しいガーデンシーズンを迎えます。開花前のつぼみを食べられて悔しい思いをしないためにも、ヨトウムシ対策を忘れずにしておきましょう。効率的にヨトウムシを退治できるこの時期を逃さず、労せずして美しいガーデンを守りましょう!
参考文献
『決定版 野菜の病気と害虫対策BOOK』(草間祐輔著・家の光協会)
『植物防疫』第 73 巻第 8 号(日本植物防疫協会)
スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。「ガーデンストーリー」書籍第1弾12刷り重版好評『植物と暮らす12カ月の楽しみ方』、書籍第2弾4刷り重版『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(2冊ともに発行/KADOKAWA)発売中!
