「美しさ」と「庭での育てやすさ」を両立する2大巨匠

近年の華やかなアジサイの中には、鉢花として美しく見せることを主目的に流通しているものもあります。もちろんそれらも地植えできるものは多いのですが、庭に植えた後の花付きや株姿の安定感には品種差があります。
そんななか、アジサイの育種家一江豊一さんが手がけるオリジナルアジサイのシリーズ「KAMOセレクション」は、ただ写真映えする美しい花というだけでなく、地植えでも楽しみやすい性質を意識して改良されています。ですから、鉢で楽しんで終わりではなく、庭の景色をつくる植物として活躍してくれるのが大きな魅力。半日陰の庭、玄関まわり、落葉樹の株元などに植えれば、梅雨の庭を華やかに彩ってくれます。
暁光園のアジサイもまた、花付きがよく、強健でガーデナーからの信頼の厚いブランド。花弁の造形や花房のボリューム、覆輪や八重咲きの華やかさは他にない魅力があり、独自の世界観を持った名前も人気の秘密。一鉢置くだけで空間の印象を変えるような存在感があります。
KAMOセレクションも暁光園のアジサイも、鉢植えで玄関先やテラスを飾っても美しく、花後に庭へ下ろせば、毎年咲く季節の楽しみになります。
地植えでも活躍する名品アジサイ11品種
KAMOセレクション ‘ひな祭りルナ’

淡いピンクやブルーを帯びた装飾花が、ひな祭りの名にふさわしい愛らしさを見せるアジサイ。やわらかな色合いの中に、八重咲きならではの華やかさがあり、可憐さと上品さを併せ持っています。月明かりを思わせるような幻想的な淡い色調も唯一無二の魅力。派手すぎず、けれど印象に残るアジサイを探している人にぴったりです。

KAMOセレクション ‘ダンスパーティー’

KAMOセレクションを代表する品種のひとつ。細長い装飾花が軽やかに広がる姿は、まさに花たちが踊っているよう。従来の丸いアジサイとは異なる、動きのある花形が印象的です。
‘ダンスパーティー’の魅力は、華やかなのに重たく見えないこと。庭に植えると、雨の季節にふわりと明るいリズムを生み出します。鉢植えでも美しく、玄関先やテラスの主役にもなります。
KAMOセレクション ‘紫紺のゆらぎ’

深い紫や青みを帯びた色合いに、ゆらぐような濃淡が重なる品種。明るく可愛いアジサイとはまた違い、雨の庭にしっとりとした奥行きを与えてくれます。
花色は土壌の酸度によって変化しやすく、青紫、赤紫、くすみを帯びたアンティークカラーへと表情を変えることも。大人っぽい植栽や、シェードガーデンの差し色としても映えるアジサイです。
KAMOセレクション ‘ごきげんよう’

名前を聞くだけで笑顔になれるような、小さな八重咲きが重なるチャーミングなアジサイ。花形や色合いに軽やかさがあり、庭や玄関まわりを明るく見せてくれます。アジサイはしっとりとした梅雨のイメージが強い花ですが、‘ごきげんよう’には晴れやかな空気感があります。可愛らしさがありながら甘すぎず、鉢植えでも庭植えでも楽しみやすい品種です。花色は酸性なら青、アルカリ性なら赤〜ピンク系に発色します。
KAMOセレクション ‘スパークリングブルー’

2026年の新品種で、白から深い青紫のグラデーションの八重咲きの大きな星型の花が印象的。名前の通り、光を含んで弾けるような爽やかさがあり、雨の季節の庭を明るく見せてくれます。ブルー系のアジサイは、土壌の酸度やアルミニウムの吸収によって発色が変わることがあります。きれいな青を楽しみたい場合は、酸性寄りの用土やアジサイ用の青花肥料を使うとよいでしょう。
‘弥呼灯り’

KAMOセレクションの‘卑弥呼’の枝変わりをもとに、ミヨシが育種した品種。八重咲きの装飾花に加え、中心部の両性花まで八重化する珍しい品種。ガク咲きでありながら、花房全体がブーケのように華やかに見える、新しい表情のアジサイで、ジャパンフラワーセレクション入賞。淡い色の中に灯りがともるような、やさしく印象的な花色も魅力です。
暁光園 ‘桜花乱舞’

桜の花が舞うような、華やかで動きのある表情が魅力のアジサイ。暁光園のアジサイは花が大きく見応えがあり、その花を軸が太く力強くしっかりと支えて凛と立つのが魅力。一鉢でも十分に見応えがあり、半日陰の庭に植えれば主役級の存在感です。
暁光園 ‘旭日昇天’

一瞬、これは本物?と思うほど現実離れしたような美しさに、思わず目を奪われる‘旭日昇天’。もちろん生成AIではなく本物の花。深い青と白い縁取り、幾重にも重なる八重の花弁が、‘旭日昇天’という名にふさわしく、空へ向かって輝きが立ちのぼるような美しさです。淡いアジサイが多い中で、はっきりとした花色の‘旭日昇天’は、植栽のアクセントに最適。
暁光園 ‘最高の晩餐’

アジサイは咲き始め、満開、咲き進みで色合いが変わるものも多く、中でも‘最高の晩餐’は繊細で小さな花から徐々に色が濃く変化し、満開時は豪華な八重咲きが重なるように変化する様は、まるで夢の中にいるよう。切り花やドライフラワーとして飾っても、季節の記憶を残してくれます。
暁光園 ‘雷王’

八重咲きの装飾花がふんわりと重なり、花房全体に奥行きと立体感を生み出す‘雷王’。鮮やかなピンクの花が紹介されることもありますが、酸性寄りの土で管理すると、青紫やラベンダーカラーを帯びた表情を見せることもあります。淡い色合いを美しく楽しむには、青花アジサイ用の培養土や肥料を使い、強い直射日光を避けた明るい半日陰で管理するのがおすすめです。
暁光園 ‘星組’

星形の装飾花が印象的な品種。一つひとつの花がきらめくように見え、近づいて眺めたくなる繊細な美しさがあります。星形のアジサイは、従来の丸いアジサイとは違う軽やかさが魅力。鉢植えで目線の近くに置くと、花の造形をより楽しめます。庭に植える場合は、半日陰の落ち着いた場所に合わせると、星のような花形がいっそう引き立ちます。
