◆検察側は真っ向反論「拒絶できない状況だった」
一方の検察側は、冒頭陳述でAさんの供述などを引用して、犯行を指摘した。「Aさんは被告からのキスを両手で押して抵抗したり、『やめてください』と言っていた。さらに、Aさんが斉藤被告からの突然の性的行為に恐怖や驚愕を覚えたうえ、ロケ中だったため時間に余裕がなかったことや、斉藤被告の芸能界での影響力から行為を断ると自身の不利益になると考え、同意しない意思を表明することが困難な状況にあった。それも斉藤被告は認識していた」(検察側冒頭陳述・要約)
今年3月から3回にわたって、上記を立証するために関係者の証人尋問が行われた。特に、被害者本人であるAさんの証言は、犯行の存在を裏づけるようなものばかりだった……。
◆被害女性が法廷で証言した“恐怖のディープキス”

「頬を掴んできてキスをされました」
「本当に驚きました。ロケバスでキスをしてくるなんて、この人異常じゃないかと思ってすごく怖くなりました」と振り返るAさん。斉藤被告は「つい可愛くてさ、ごめんね」と謝罪するも、さらに性的行為に及んだ。
「さらに斉藤からディープキスをされて胸を触られました」
ロケバスという密室の犯行。Aさんは拒否する姿勢を示したという。
「唇や歯で(斉藤被告の)舌が侵入してこないようにしたんですが、それでも舌がねじ込まれてしまいました」
Aさんは、この性的行為を「ディープキス」だと表現するほどに濃密だったようだ。

