メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。連載第576回をよろしくお願いします。

◆買ってはいけないGU!ワーストバイ
「ユニクロの弟分」そう括るのはもはや失礼! 国内市場ではユニクロを凌ぐ勢いで人気があり、トレンドセッターとして常に新しい提案を続けるGU。
バレルレッグ、スウェT、ドライポンチTなど大ヒット作を次々とリリースし、アンダーカバーやエンジニアドガーメンツ、ビューティフルピープルなど多くのブランドともコラボ。先日NYのお店がオープンし念願の海外進出も本格始動!
……と、そんな飛ぶ鳥を落とす勢いのGUですが、そんなGUでも万能ではない! 「買ってはいけないワーストバイ」も存在します!
ユニクロよりも型数が多い分、少々癖の強いハズレアイテムも一部あるもの。今日はそんなGUのワーストバイをお届けしましょう。
◆コラボするIPが貧弱なのは否めない
・プリントT
本家ユニクロUTと比べるとコラボするIPが貧弱なのは否めない。特に今年はUTが集英社コラボなど大型IPと協業するのに対し、GUは「ジョジョ」、「コナン」が新鮮なくらいで、型数もUTと比較すると大幅に少ない。今後は「エヴァンゲリオン」コラボも予定されていますが、あらゆるところとコラボが見られる擦られ続けたIPだけに、ファンは多いものの期待値は薄め。自社プリントは海外インバウンド客向けのジャパンお土産シリーズなどかなり貧弱。
唯一人気があるのは「ゴーストバスターズ」や「バック・トゥ・ザ・フューチャー」など80~90年代の懐かしい映画コラボくらいか。ただしこちらもGU以外の量販店で正直どこでも見かけるコラボ。これらはコラボし尽くされているためライセンス窓口や制作フローが明確で交通整理されているため、多くのブランドが導入しやすい。
「え!? こんなIPとコラボするの!?」と思わせてくれたり、「集英社括り」など既存のIPを飛び越えた編集力のあるUTとは雲泥の差。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」コラボTはもはやロードサイドの格安店でも見つけられるので……。
ただしIPは弱いものの、GUのボディデザインは優秀。素材やシルエットはUTよりも今っぽいものが多いため、グラフィック以外は評価できる。それだけに弱いIPと弱いグラフィックなのがなんとも勿体無い……。アパレル関係者でUTを着用している人はそれなりに見かけるが、GUのプリントTを着ている人は私見ですがほとんどいません。せっかくプリントの質もボディのシルエットも良いのに勿体無いなあ。

