
ワスレナグサに似た美しい青い花を咲かせる「アンチューサ」。「多年草と聞いていたのに、夏に枯れてしまった」と悩む方も多いのではないでしょうか。実は高温多湿を嫌うため、日本の気候で長く楽しむには環境づくりに少しコツがいります。
この記事では、大切な株を守るための「夏枯れ対策」を中心に、失敗しない育て方やお手入れのポイントを分かりやすく解説します。アンチューサの特性を知って、庭に美しいブルーのアクセントを添えてみませんか?
アンチューサの基本情報

植物名:アンチューサ
学名:Anchusa
英名:bugloss、alkanet
和名:ウシノシタグサ(牛の舌草)
その他の名前:アフリカワスレナグサ、アンクサ、アルカネット、アレチウシノシタグサ、高性ワスレナグサ、宿根ワスレナグサなど
科名:ムラサキ科
属名:ウシノシタグサ属
原産地:ヨーロッパ~南アフリカ
形態:宿根草(多年草)・一年草・二年草
アンチューサの学名はAnchusaで、そのまま流通名になっています。和名は種類によりアレチウシノシタグサ、アフリカワスレナグサなど。ムラサキ科ウシノシタグサ属の植物で、原産地はヨーロッパ~南アフリカ。寒さには強い一方で、高温多湿を嫌う性質を持っています。

アンチューサは約35種が確認されており、一・二年草、または多年草で、種や園芸品種によってライフサイクルが異なります。高温多湿に弱く、夏越しできずに枯死するケースがあるため原産地では多年草でも、国内では一年草扱いにされている場合もあるようです。草丈は20〜150cmで、種や園芸品種によって幅があるので、購入時にラベルで確認しておくとよいでしょう。
ハーブとしても利用されるアンチューサ・オフィシナリス。BestPhotoStudio/Shutterstock.com
アンチューサの花や葉の特徴

園芸分類:草花
開花時期:4〜6月
草丈:20〜150cm
耐寒性:強い
耐暑性:やや弱い
花色:青、紫、ピンク、白
アンチューサの開花期は4〜6月で、花色はブルー。ほかに、ピンクや白などの花を咲かせる品種もあります。花茎を長く立ち上げて、ワスレナグサに似た5弁花を多数咲かせます。直立性で草丈が高くなるので、初夏から夏にかけての庭のアクセントとして活躍。茎葉には産毛があり、葉は細長くて先端がややとがるのが特徴です。耐暑性が弱く、夏越しは難しいですが、こぼれ種で増えるほど強健なので、夏越しできずに枯れたとしても、採種して種まきすれば翌年も楽しめます。
